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私の人生は何処に?


「悟りを生きる」(スコット・キロビー著  ナチュラルスピリット)という本を読みました。

本に書かれているワークをしながら読み進めていた時、ふと「あれ?[私の人生]なんて何処にもない」という気づきが訪れました。そしてなんとも言えない開放感が湧き上がりました。同時になんだか笑ってしまいました。今まで何かを積み上げて来て、これからも何かを積み上げて「人生をより良くする」ために生きようとしていた「自分」というものに今更ながら気づきました。

でも実際は今までも何も掴んでいないし、何も残っていない、だから積み上げてなんかいないのです!これからもそういうことはないでしょう。というか今までとかこれからなんて、何処にもないのですね。

そうしたら、今がダメだからとにかく何かは分からなくても何かを変えなくちゃならないんだ!とか何でもいいから何かを達成しなきゃ!とか、とにかく何処か分からないけど何処かに行かなきゃ!という常に今ここではないところに動こうとする衝動が、湧き上がっているのが見えました。同時にそれが小さくなっていきました。

もう今はこの気づきも過ぎていってしまったけれど、
動く時の動機付けが、だいぶ変化したように思います。