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ただの気晴らしだったのかしら Part 3

8合目から頂上まで、一気に登り切れるかな。「気晴らし」トリロジー、完結か。

ワンダーウーマンな刺客からの情報提供の翌日、一筋の希望の光が差し込み、少し落ち着きを取り戻していたわたし。

そんなタイミングにFB経由で「突然すみません」という出だしのメッセージがまったく知らない女性から届く(個人を特定できる情報を除いた以外は原文ママ)。

①彼は既婚者です
②私も騙されて1年付き合っていたが昨年末に嘘だと発覚し奥さんと今やりとりもしています
③彼は自分の嫁を精神病患者扱いして、ほかの女性を騙して付き合う常連なので、嘘に騙されないでください
④もし既婚者とわかって交際しているのであれば、奥さんからの慰謝料請求の対象となる可能性がありますので注意ください

なんだかツッコミどころや校正をいれる余地があるような気もするけれど。ご丁寧に証拠画像という、事実が発覚したと思しきタイミングで彼がこの第三の女に送った謝罪メッセージのキャプチャまで添付されている(いまどきだなぁ)。

この時点で感じたこととしては、

①個人情報は徹底管理せねば。

名前漏れてるのも(これはわたしのLINEの設定の甘さ)、それを彼の妻から得体の知れない第三者に共有されてるのも怖い。

②それにしてもこの第三の女は何者?

妻が送り込んだ刺客?彼本人?誰かしら。

③添付された彼のメッセージに見る人間力のなさへの失望

(妻がいたことに対して?)「もう死にたいです。ほんとにごめんなさい」って、そんな簡単に死にたいとか口をついて出てしまう(というか親指でスイスイ打てる)のにげんなりだし、そんなメッセージで終わらせるお手軽さって…前にも書いたけど、口説くときの熱と、去り際の誠意のなさのギャップが大きすぎる。

そもそも証拠画像として添付されたメッセージのやりとりの日付がわたしがデートしてたタイミングと思いっきしかぶってるんですけど(ワンダーウーマンにはわたしと遊んでるときはかぶってないと言ったらしい)。さらに、一応確認すると第三の女に「死にたい」というメッセージを送った2分後(ついでにこの日はクリスマスイブだったりもするんだけど)に、わたしには勤労感謝の日のおこりについて真剣討論するメッセージを送ってきてる(下記キャプチャ、とわたしもいまどきめいてみる)。

わたしが自称「仕分け名人」なのを笑ってたけど、彼の仕分けというか切り替え(と言って良いものか…)能力はもはやホラー。そして人間不信ワールドへのVIPチケットを頼んでもないのにもらった感。

さらにここで終わらず、後日、第三の女からワンダーウーマンにもわたしと似たようなメッセージが届くという珍展開。彼、妻、第三の女のよくわからない関係性は、バーミューダトライアングルさながら。

壮大な詐欺抒情詩のようでもあり、問題がある人の巣窟のようでもあり、風水とかあまり信じないけどなんだか「気が悪い」感じがどんより漂っているように思ったので、この時点で関わらないのが正解だという結論に達する(頭では)。ところが心はすんなりいかないもので「そう簡単には嫌いにはなれないし、なりたくもない」と真剣に悩んでいた。

今なにかと問題になっているウディ・アレンの映画におけるinfidelityとそれによって起こる悲喜こもごもには寛容なのに、現実世界ではそうでもなかったなという気付き。

最近この記事(佐久間裕美子さんのdiaryより)を読んで、もしかしたら彼の妻も、第三の女もシスターフッドを狙ったのかもしれないとふと思いをめぐらせてみた。しかしdiary内にもリンクが貼ってあるこの記事も読んだところ、わたしがされたことってdon'tに含まれている…ような…(そもそもわたしは愛人という認識はないけれど)。

要約すると

don't その① 別れる気がないのに愛人にアプローチしない
don't その② 取り巻きを連れて愛人にアプローチしない
don't その③ 愛人はあなたに対してなにも負っていない

それにしても結局のところ彼がしたことと言えば、周りの女性たちが正常な判断を下せなくなるくらいに傷つけるだけ傷つけること。そんなことをしておいて、彼はなんだか血色の良いまま痛い思いをひとつもすることなくフェードアウトに成功してしまったので、わたしとしては山の頂上は見えずじまい。

と思ったら、頂上への突破口が思わぬところに見つかった、ような気がするので、それは番外編として次回。

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