自分軸を取り戻すワーク:「食べたいものが分からない」状態編
「何食べたい?」
「んー、〇〇くんは?」
昔から、質問に質問で返す性格だった。
食べたいものが分からない。
今まで、
乗り換えの時にサクっと食べられるお店に行ってて、
職場の社員食堂のメニューから選んでて、
お母さんが作ってくれたものを食べて、
冷蔵庫にある食材を使って食べて、
彼氏が食べたいものを食べて。
自分で
”「これが食べたい!」って思い浮かんでからご飯を食べる”
ということがあまりなかった。
こうゆうのって「自分の声が聞こえなくなっちゃた状態」なんだそう。
思えば、ささいなところから始まっていた。
職場やお店で「寒い」「暑い」が言い出せないので我慢。
友達を待たせてしまうのが申し訳なくてトイレに行くのを我慢。
お腹いっぱいでも、作ってくれた人に対して申し訳ないので断るのを我慢。
相手に合わせて出かけ続けて、「疲れたから休みたい」って言うのも我慢。
こうやって、ちょこちょこと我慢をしてきていた。
この我慢が続くと、自分の声が聞こえなくなっちゃうみたい。
そっかぁ、、、だからなのかぁ、、、
ここで、またご飯の話に戻るのだけど。
私は元々料理が苦手。作ってもらう方が好き。
なんでかな?って考えてみた。
自分で何が食べたいか分からない
↓
作る気が起こらない
↓
でもお腹空いてるから無理して作る
↓
食べてもテンションが上がらない
↓
自分で作るのムダやん
と思っていたから、
相手に作ってもらうことが多かったのかもしれない。
そう思ってから最近は、
友達を待たせてでもトイレに行く。
疲れたら「疲れた」ってしっかり言う。
寒いときは「寒いから帰りたい」って言う。
お腹いっぱいの時は「お腹いっぱい」って言う。
ちゃんと意思表示するようにした。
もちろん「ちょっとごめんね」「ありがとう」の言葉は添えて。
ある時、
「私、今何が食べたい?」って考えたとき
「じゃがいもを蒸したい!」って思いが出て来て、
久しぶりに蒸し器を出してじゃがいもを蒸してポテサラを作った。
この時私は、
じゃがいもを水に浸してあくを抜くという工程を
すっ飛ばしていた事に気が付いたのだけど、十分美味しかった。
久しぶりにテンション上がった。なんだ、私料理好きなんじゃん。
少しだけ、自分の声が聞こえるようになってきた。
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