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世界から猫が消えた

こういう話は他人にしなくたっていい話ですが、
どうにも言葉が溢れ出てしまう出来事がありました。

愛する路地裏の猫がなくなりました。
私を猫好きにし、写真を撮らせてくれ、人とのつながりを結んでくれた
特別な猫が、もういないというのです。

私は今、その猫がいた街から出てしまったのですが、
この街ではまだ猫を見かけていないし、
生きている気配すら感じません。

まるで私の世界から猫が消えてしまったようです。



紋切り型のように「永遠なんてない」と言うけれど
本当にそうだよなぁ、としみじみ思います。

生物は種族をこえて心を通わせることができる
そう思わせてくれる特別な猫だっただけに、残念でなりません。
私以上にこの猫を愛していた人たちの心境を考えると胸がつまります。



さびしいなぁ。
さびしいけど、感謝だなぁ。
たくさんの幸せをありがとうね、チョコちゃん。





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