初めまして。青と申します。 普段はシンガーとしてゆったりライブを行っています。 最近で…

初めまして。青と申します。 普段はシンガーとしてゆったりライブを行っています。 最近では声優養成所に通い、演技の勉強をしております。 こちらでは趣味全開の書き物などをしています。ぜひ覗いていって下さい。

最近の記事

すのーどろっぷ

背中をシャンとして わたしと顔を合わせない様に あなたは出て行きましたね 皺ひとつないそのスーツ わたしが毎日毎日アイロンをかけていました 皺くらいつけてやればよかった 胸の深いところでジィンと熱くなる 自分でも予期できない感覚 勝手に喉がなる 荷物はいつもの四角い茶色の皮の鞄だけ だけど、今日はいつもと違い わたしに置いていてくれた心も持っている。 不思議ね 全てが繋がっても抱きしめたいと思うのは 不思議ね こんな日に 雪が落ちるなんて

    • 他人が生きている時間を想像すると吐き気がする ふと見えた窓の中 他人が笑っている なんとも言えないものが 胸の中心でぐちゃぐちゃになり 泥のようにベットリと 這い回り上がる 気持ち悪い 他人がそこにいるのが気持ち悪い 他人がこの世にいるのが気持ち悪い 何を笑っているの 何を生きているの 吐き気がする いっそのこと指を喉に刺し入れて 内臓を出してしまいたい なんなら目を抉り出してしまいたい 意味がわからない丸い箱に押し込めて 何をあんたは生み出したいの?

      • 9薔9草9微

        何度何度 愛しましょう 何度何度 愛しみましょう あぁ美しい 貴女が笑おうが怒ろうが哀しもうが楽しもうが転ぼうが肉が見えようが裂けようが潰れようが溢れようが血に浸ろうが破片になろうが影になろうが 999本 貴女に捧げます さあさあ まだ私に見せていないものは? 何度何度 生まれ変わっても・・・・ end

        • I.B...>;;

          ここにあるものは本物だろうか 目の錯覚ということもありえる だって目の前のこの絵は とてもこわいから 目を逸らしたい できればずっと だけど 声をかけられて その人がくっついてくるもんだから 私は背中にじっとりと絵の具を擦り付けられた気分になった どの階に行っても目は追ってきて その度に塗り重ねられていく 重みに耐えられなくなって結局、 私は壁にもたれかかった 目を逸らしてはいけない 目を逸らしてはいけないよ end

        すのーどろっぷ

          心が、削られる その度に涙は溢れるし 体温があることさえ 烏滸がましい 何度謝ったって 届かない 知ってるけど じゃあどうすればいい わかってる こんなの自己満足だって だけど 息が苦しいんだ 逃れたいんだ どうして どうして私は こんなにも 自分勝手なのだろう どうか どうか 私を許さないで end

          私は待つ 朝が来るまで 願い事なんて何一つ叶いやしなかった まぁこんなもんでしょ 笑ったフリをした そして諦めたフリをした 嘘ばっかの人生で疲れたよ 誰でも言えるような言葉で会話し 合わせて、合わされて おんなじ顔ばっか 見分けもつかない どうせ分からないなら暗闇だってかまやしないだろう? けれど 待ってしまう 悔しいくらいに 眩しい あの朝を end

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          いくら身を寄せたって 報われない 報われようとするのは悪なのか 求めれば求めるほど 悪人に だから偽善者が生成されるんだろ? 貼り付けた笑顔は美しい? それは良かった! そのままの君でいて 沢山の吐き気に囲まれるくらいなら どこかに行こう 報われよう 広く 広く 見て 実は どこにでも行けちゃうんだよ end

          ゴシゴシ ゴシゴシ イメージする 頭の中には消しゴムがあって それがひとりでにゴシゴシゴシゴシ 消していく よし できた だけど 完璧にはできないみたい じっとして 覗いてしまうと 跡が残ってる end

          あぁ 嫌だなぁ 一秒ごとに離れていく それは私なのか 私ではないのか 奇妙な感覚で いたのかわからなくなる 嫌だなぁ そう思うようになったのはいつからなのか 良いのか 悪いのか わからないけれど あぁ 嫌だなぁ 毎日が 早いよ end

          そこに目をやれば、そこに耳を傾ければ 蘇る記憶 一瞬だけ目を閉じて 噛みしめる気持ち 何故涙の記憶が多いのだろう 私は笑っているはず いつもいつでも それは間違えようのない事実だ 皺が刻まれれば刻ままれるほど幸せなんだと 笑って 笑って それはそれは涙が出るほど ・・・あれ? おかしいな あれほど笑ってきたのに 皺一つ、 ないじゃないか end

          「いいとは思いませんか?」 「このように少し腰をかけるのも」 「何かに耳を傾け、何かに身を預けるのもたまにはいい」 「今だけは目の前の景色をただ、ただ一緒に見つめませんか?」 「この時を大切に」 「今あるこの時間はもう2度とはこない」 「共に分かち合いましょう」 「目を細めても輝く」 「あの光はなんというのか」 「私達はまだ知らない」 「ありがとう」 「私にあなたの時間をくれて」 「美しいあの空の下、一緒にいられて幸せでした」 「これからもずっとあな

          知っていましたか? 私がここにいることを。 知っていましたか? 私が犠牲にしたことを。 ただの人間です。 なんで人間になんか産まれたのでしょう。 人間になんか産まれてこなければこんな思いせずに済んだのに。 感情もいらない。 私はいつもコレに振り回されてた。 解放されたかった。 だから歩いたの。 夜の道を。 足が折れてしまえばいいのに。 いつも思ってた。 でもありえないの。 私は挫けてもいけないの。 どうして どうして? 何を守るの? 私?

          さよならの心

          ヒソヒソ声が聞こえる。 「随分と前のことなんだけど、僕は常に太陽の下にいたんだよね。僕はそれがストレスで、焼け焦げそうになったんだ。」 「それだけあなたは愛されていたということじゃないの?ずるいわ。」 「そう思うの?不思議だなぁ。君は一体どんなところにいたの?」 「私はとても暗い水の中よ。閉じ込めた人以外、誰にも気づかれずに過ごしていたの。あなたが私を見つけてしまってからは変わったけどね。」 「へぇ、それは羨ましい。僕とは大違いだね。」 「あなたこそ。」 「でも

          さよならの心

          私が、悔しいことは 私が飛べないことでも、美しくなれなかったことでも、誰からも好かれる人間になれなかったことではない あなたが好きに飛べなくなったことが悔しいのだ 私は醜くて、暗い箱の中からずっと見ていた 光の中のあなたを だけど、まるで嬉しそうに鳥籠の中へ自ら入っていってしまった でも、あなたが望むならいいのだ でも、でもあなたは泣くから 私は箱から飛び出したの 鳥籠の鍵をさがして 色んな鍵が散々としててわからない どうしたらいいんだろう 私はずっと

          美しい名前

          ただの作り話なのに

          有料
          100

          美しい名前

          きっと、ふたりの世界なんてないんだよ 君と僕とこの狭い部屋の中で あ、あと機械もたくさん 人間らしいのは僕らしかいないんだけど でもここはふたりの世界じゃないんだ どうしても目を背けたいだけで ふたりの世界を作ろうとしてしまうんだ だって、一歩外に出てしまえば人がうじゃうじゃいるからね これがふたりの世界と言えるのかい? そんな屁理屈言わないで って君に言われそうだけど 僕は屁理屈だと思わないからね だから君が屁理屈だと言うことを言い続けるんだと思う