出雲大神宮ですっ転ぶ


数年前に亀岡市にある出雲大神宮という神社に行った際、砂利道で足が滑り、思い切りすっ転んで尻餅をつき、息子に大笑いされた。コントみたいな転け方だった。何度も巻き戻してHIPHOPレコードのようにスクラッチしたい映像だった。とてもダサい。

大人が真剣にずっこけるのを、息子は初めて目撃したのだろう。
腹を抱えて笑い、抱腹絶倒という言葉がぴったりだった。
私も同じように笑った。その思い出を、息子は今でもはっきりと覚えていると言う。何なら思い出してまた腹を抱えている。

私は自分の親が豪快にすっころんでる様を見たことがない。

息子が思春期になり、鬱々とした帰り道で「そーいえば母ちゃん、派手にコケてたなあ!」と思い出してぜひ笑ってほしい。





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