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挑戦を支えてくれた全ての人に感謝を 阿部一二三【前編】柔道|挑戦のそばに

柔道で阿部一二三・詩選手が、史上初となる兄妹同日金メダル※を獲得。大きな注目を集める中、プレッシャーを跳ね除け、長年の夢を結実させました。スポーツの魅力や情熱、選手の想いに迫る『挑戦のそばに』。今回は、偉業を成し遂げ「自分の柔道が出し切れた」と語る阿部一二三選手にインタビュー。今後の目標や、自身の人生にとって挑戦とは何か、そして支えてくれた人々への想いを聞きました。

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自分の柔道を出し切れた、全てが充実した大会

阿部一二三選手

東京2020オリンピック3日目。注目選手のひとりに挙げられていた、阿部一二三選手が柔道男子66㎏級に登場。その戦いを、多くの国民が見守りました。

相手から警戒されながらも、持ち味である攻撃的な柔道を貫き、試合を勝ち抜いていき、迎えた決勝戦。白熱した戦いは、阿部一二三選手が大外刈で技ありを奪い、優勢勝ちで念願の金メダルを獲得。妹である詩選手(柔道女子52㎏級 金メダル)と共に、史上初となる兄妹同日金メダルの快挙を達成しました。

優勝直後、一点を見つめ、喜びを噛みしめました。「あの時は、ホッとしたという気持ちが一番ですね」と、その瞬間を表現します。

「大きかったのは“良かったな”という感覚です。嬉しいという気持ちもありましたけど、ここまでやってきて良かったなという感情が、一番でした」。

大会を終えた今、改めて振り返ると、その道のりは自身の人生そのものでした。

「僕自身、自分の柔道を出し切れた。思い描いていた通りの試合展開になったので、本当に持てる力の全てを出せたと思います。ここまでの練習やトレーニングなど、長年積み上げてきたものを最後まで発揮できた、全てが充実した大会になりました」。

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いくつもの挑戦の末に、感じた自分自身の成長

柔道を始めたのは6歳の時。テレビで見て、「カッコいい」と思ったのがきっかけでした。当時から柔道について、「最初から好きでしたし、強くなりたいと心の底から思うようになってからは、さらに楽しくなっていきました」と語る本人。その後は誰にも負けない努力を、重ねてきました。

彼にとっての最大の挑戦、それは東京2020オリンピックの大舞台に向けた取り組みです。「僕は試合に勝てなかった時期もありましたし、その途上を含めて挑戦だったと思います。それぞれが自分にとって、越えなければいけない壁でした」。

2018年以降、しばらく続いた勝てない時期。代表をかけた死闘。幾多の壁を乗り越え、最高の結果を残した阿部一二三選手。その長く困難な挑戦を終え、胸に去来するのは、自分自身の前進です。

「越えなければいけない壁やいくつもの挑戦があって、その先には成長や進化があるのだろうと、信じてやってきました。その壁を超えることによって、実感できる成長があったので、長い挑戦を終えて感じるのは成長・進化ですね」

たくさんの困難の末に成長できた自分。振り返って感じるのは、やはりサポートしてくれた全ての人々への感謝です。「関わってくれた方、すべての人が常に僕のことを支えてくれました。その挑戦を支えてくれた全員に、感謝したいと思います」。

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※兄妹同日金メダル
東京2020オリンピックにて、兄の一二三選手が柔道男子66㎏級で金メダルを獲得、妹の詩選手が柔道女子52㎏級で金メダルを獲得。

味の素㈱は、東京2020オフィシャルパートナー(調味料、乾燥スープ、アミノ酸ベース顆粒、冷凍食品、コーヒー豆)です。

➡後編に続く


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