届く発信にするための、読者さんの想定の仕方
記事を書くときには、読んでほしい読者さんを想像する。
こんなことに悩んでないかな?こんなことが不安なんじゃないかな?と。
自分が届けたいメッセージだけを記事にすると、読者さんは「この人はこういう考えなのね!」と割り切って読んでしまう(か、読むほどの興味を持たない)ので、自分ごとに重ねてもらいにくいからだ。
日常ブログならばそれで全然OKなのだけど、発信からお客様に出会いたいのなら(特にノウハウをシェアする場合)、程度に差はあれど、読者さん目線での記事を書くというのはすごく重要になってくる。
だから読者さんを想像し、その人の悩みや期待や欲望を想像するのだ。
「自分はこの方法がよかったです!」では、「この人にはこれが合ってたんだ」という印象だった記事が、読者さんに寄り添う記事になれば、「私にもできそう」「この人に教えてほしい」と思ってもらうきっかけになる。
でも、読者さんのことを想像して書いているつもりでも結果が出なかったり、想像することが難しく感じる場合がある。
私も記事をたくさん書いているから知っている。書くのって、楽しいけれど、本当に手間がかかるのだ。考えて書いて直してサムネを作ったり選んだりして。
だから、この手間のかかる発信を、できるだけ読んでほしい読者さんに届く形にしておきたい。しておいてほしい。
発信が作りにくかったり、ターゲットの悩みが想像しにくい時には、想定している読者さんの枠が、少し大きすぎるのかもしれない。
だとしたら、とっても簡単にもっと寄り添った発信に変えられる。ターゲットの枠を、もう少しだけ小さくしてみればいい。
例えば、今この記事を書いている私の隣には、充電中のダイソン製掃除機がある。私がこの掃除機を必要な人に届けたいと思い記事を書くとしよう。
まずは、掃除機が必要そうな人を想像してみるのだが、その枠が大きいと「掃除機を買いたい人」というような感じになる。
これではざっくりとしすぎていて、悩みを想像しても、「掃除が大変だと思っている人」「部屋をキレイにしたい人」と、ざっくりになってしまうのだ。
これで記事を書いていても、「私にピッタリの商品だ!」「この人は私にぴったりの情報を知っている!」とはなりにくい。もちろん部屋はキレイにしたいし、掃除は大変なんだけど、もっといい商品がありそうだ、と素通りしていく。
そこで、想像の枠をもっと狭めてみる。ダイソンの掃除機はコードレスだから、「コードレスのハンディクリーナーが欲しい人」と想定してみる。これでも大きいのだが、ほんの少し絞っただけなのに、悩みの想像はしやすくなる。
コードレスが欲しいってことは、
①部屋に物が多くて普通の掃除機だと引っかかるのかも。
②思いついた時にささっと掃除したいのかも。
③車の中とか、家以外でも使いたいのかも。
④すぐ汚す生き物(子供やペット)と暮らしているのかも。
という感じだ。
悩みや希望がわかれば、記事はグッと書きやすくなる。
私だったら、上記の①〜④をそれぞれ4記事にする。車の清掃に掃除機を使いたい人が、部屋に物が多いとは限らないからだ。
読者さんにストレスなく読んでもらうために、「これは自分に関係ないなぁ」と感じさせる描写を少しでも減らしたい。だから、①の人に向けた記事と、③の人に向けた記事は分けておきたい。
この時に気をつけたいのは、「車の中の掃除がしたい男性」「部屋に物が多い20代女性」などと、属性で絞ってしまうことだ。
確かにこれでも悩みは具体的になるのだけど、男性だから車の中が掃除したいわけでも、20代女性だから部屋に物が多いわけでもない。
属性で絞って、そのワードを記事の中で使い、「20代女性にピッタリの掃除機です」などと紹介してしまったら、通りすがりの30代男性は関係ない話だと思って読まずに去ってしまうだろう。
これはコーチやカウンセラーでも起きていることで、「女性向けコーチ」「30代のコーチ」などと絞ってしまうと、うっかりふるいにかけてしまうことになる。
女性でなければならない理由、その年齢でなければならない理由、そこに意図やこだわりがある場合は全く問題ないのだけど、そうでないなら属性で絞ることはおすすめしない。
これを実感したのは、私がコーチになりたての頃、「私は事務員で母親。コーチとしての経歴が浅いから『ワーママに向けたコーチ』として発信しよ!」と安易に考えてしまっていたからだ。
でも実際に私がシェアしていたことは、ワーママに限った悩みを解決する方法ではなかった。あの頃にもっと適切にターゲット設定ができていたら、結果が出るのはもっと早かっただろう。
記事を書くとき、台本を作る際に、なんか考えにくいなあと思ったり、結構書いてきたのにイマイチ届いている実感がないなぁと感じているなら、もしかしたらひと記事ずつの想定する読者さんを、属性以外の部分でもっと絞ってもいいという合図なのかもしれない。
考えてみたけれどこの想定が広いのか狭いのかわからないとか、悩みをどう見つけて記事にしていけばいいかわからない、と思ったら公式LINEから連絡をくだされば相談に乗ります。
一日でも早く強く、出会うべき人に見つけてもらえるように、一緒に考えていきましょう!辛い時間は短い方がいいもの!
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