415

415といえば


ボンバルディアCL-415(Bombardier 415、もとはカナディア(Canadair)CL-415)。
空中消火機として造られたカナダの水陸両用飛行艇。
カナディア社のCL-215飛行艇をもとに、

空中消火活動専用

に設計されたものだそうだ。
アメリカでは

スーパースクーパー(Superscooper)

という名で販売されているという。


オリジナルのエンジンより、より高性能の他社エンジンを積まれつつも、見事に調和させ、成功作となったCL-215だが、後継機である415はさらに、

運用重量と速度

が増加しており、生産に要する工数と効率が改善されていたという。
現場近辺の水場から、

6140L (1350 Imperial gal or 1620 US gal)の水

を汲み上げ、必要なら

化学消火剤

と混合し、それを

火災現場上空で投下

することで、

タンクを満たし直すためだけに基地へ帰還

することなく、

継続的に消火活動を行う

ことが可能になった。

415は

火災に即応し、大量の消火剤を火災現場へ届けるための専用設計機種

であり、防錆材料を使用して、

信頼性と長寿命

とを目した。


新型の415GRは、より大きな運用重量を有している。
一方で、ボンバルディア415マルチロールは、

準軍事組織による捜索救難活動

汎用輸送任務

に使用可能である。


そんな415たちもCL-215共々、2016年にバイキング・エアに製造権が譲渡されたという。


バイキング・エア(Viking Air Ltd.)もカナダ会社。
ビクトリアに本拠地を置き、航空機および航空機部品、システムの製造を行っている企業らしい。

それでも地球は回っている