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結婚記念日

この記事を書いている今日は旦那との結婚記念日だ。



SNSで友人や知人が、記念日などにケーキを食べていたり、
花束をもらっていたり、なんだか高そうなお店にデートしに行ってる
投稿をときどき見かけたりするが、

少し前まではそんな投稿を見かけては
心の中にモヤモヤした感情を抱いていた。



子どもが3人、旦那の希望により専業主婦。
だからと言って旦那の収入がものすんごく高いとかではなく、
毎月ギリギリで生きたくないのに毎月ギリギリで生きている。
(この思考になる度、頭にあの曲が流れてくる)


いつだかの結婚記念日の日に、
「何かプレゼントとかないん?」
と聞いた時に
「え、買っていいの?」
と返されて
「いや、いらないわ」
と、私も返した。


なんてったって
毎月ギリギリで生きているから。(しつこい)


もし何か買ってくれたとしても
「これ買うお金があったら家族でどこか行きたいわー」
と思ってしまうだろう。


そのやりとりがあってから
SNSを見ても全くモヤモヤしなくなったし、
そんなことがしたいなら私も頑張らねば。
と考えるようになった。


今日はせっかくの結婚記念日なので、少し、今までを振り返ってみようと思う。




【お土産のセンス】


いつ頃だか、旦那が都内に勤めていた時に
「たまにはお土産とか買ってきてよ」
と言ったら


いろんな豆を買ってきたことがあった。


いや、豆て!!

しかも5〜6種は多いって!!


私も豆は好きだけど、こんなにいろんな豆はいらんのよ!

クッキーとか!フィナンシェとか!マフィンとか!
そーいうやつよ!


旦那は“あみちゃんはボソボソしてて口の中の水分がなくなるものが好き”と
よく言ってくる。自分は豆のくせに←



その数日後、旦那はマカロンを買ってきた。
彼は学んだ。


次の週末、旦那は焼き菓子を買ってきた。
やっと要望を聞いてくれた。


そのまた次の週末、またなんかお菓子を買ってきた。

結局、4週くらい連続で週末にお土産を買ってきた。



いや、頻度!!


前のがまだ残ってる状態で次のがくるのよ!

もっとこう、月1とかで良いのよ!


って、希望を伝えてみたら、
それは覚えていられないらしくて、
その後二度と買ってこなくなった。笑



【いつまでも少年】


男の人は子どもだよね。
子どもが○人いるみたいだよ。

なんて言葉をよく聞くが
うちの旦那のエピソードは、あまり周りで聞いたことがないものが多い。


・ある雨の日、仕事が終わって帰宅した旦那が持っていたものは、まさかの


カエル


生きてるやつ。


え、それどうしたの?
と聞いたら、

「マンションの階段にいたんだよ」

嘘でしょ?
コンビニ、スーパー、TSUTAYAまで徒歩5分以内のマンションで
近所に畑とかもないけど?

ただ、
めっちゃ可愛かった。←


・そういえば、まだ付き合ってる時、
初めてのお泊まりでお風呂を借りたら、
お風呂場に

ヤモリがいたわ。


しかも玄関にヤモリの置物があったので一瞬パニック。
え、飼ってるん?
玄関のヤモリは生きてたん?


結局、玄関のヤモリは置物で、
野生のヤモリはたまたま入ってきちゃったらしい。
(そらそーだ)


結婚した後、リアルなヤモリのマグネットが冷蔵庫についてた時期があったが
これまためっちゃ可愛かった。←



・去年の夏なんかは
夜、夜勤の旦那を見送って朝起きたら

虫かごに入ったカブトムシがテーブルにいた。(オス)


起きた旦那に話を聞くと
「昨日の夜勤の時に、服にとまってきたんだよね」

ウソでしょ?


さらに、
その日も夜勤の旦那を見送って翌朝起きたら

メスのカブトムシが増えていた。


「今度は会社の人の服にとまったから、もらったんだよね」

ウソでしょ?


2日連続で、しかもオスとメス。


生き物好きな人だけど、生き物側もそれが分かるのかもしれない。


ちなみにカブトムシが死んでしまった時、
どうする?と聞いたら
「アリにあげてみようか」と言われて驚いた。

実験的なことも大好きらしい。

結局、家族みんなでウキウキでアリの巣を探して置いてみたが、←
うちの近所のアリはカブトムシを食べなかった。



【安定の結婚記念日】


ケーキも花束もデートもない我が家の結婚記念日が
実際どんな感じかというと

ただのなんでもない日だ。


毎度、私が
「今日は何の日でしょう?」と聞くと、

「あ!いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします」
と、ぺこりとしながら言ってくれる。


今年の結婚記念日はどんなだったかというと
安定の
「今日は何の日でしょう?」と質問したら、

「結婚記念日ですか?」と返された。

「ピンポン!覚えてた?」と聞いたら

「覚えてなかった」と言われて
私は爆笑した。



あぁ、何だか心地良いなぁと思う。



若いころ、
「なんで私と付き合ってるの?」とか
「私のどこが好きなの?」と聞いたことがある。(若。笑)


その時も面倒くさがることなく、
少し考えてから
「楽しくない?一緒にいると。すごい楽しいんだけど」
と言われ、
「確かに」と思った。


何だ、それで良いのかと、
なんだかんだ、それが1番だなーと思ってるうちに、今日まで続いてきていた。





高校生の頃、
Every Little Thing の「恋文」という曲の歌詞のこの部分

だからたとえば
僕のためといって
君がついた嘘なら
僕にとってそれは本当で

Musixmatch


ここを聞いた時に、
こう思えることの凄さというか、
当時の自分には考えられなかったことだからこそ、
いつかそこまで信じられる人に出逢いたいなと
いつか、そんなことを思える自分になりたいなと思って
1つの目標のように大切に心に留めていた。


それがいつの間にか
旦那に対してこれと同じ気持ちを持つようになっていたことに気づいた。



彼がすることが
2人にとってのベストなんだと
心から思えるのだ。



だからと言って
「絶対に離婚しません」などと言うつもりもない。


もちろん、このままの日常が続いていって欲しいとは思っているが


この先に何があるか分からないし、
その時に2人がどんな選択をするかも分からない。


ただそれはネガティブな気持ちからではなく、

いま一緒にいることが、当たり前ではないのだと言うことを
忘れないでいたいからだ。


優しさに甘えてばかりではなく、
自分に余裕がある時は少し負担をもらったり、
思いやりの気持ちが足りなかった時には
反省したりしながら、
これからも一緒にいたいのだ。



今日は、結婚して16年記念日。

一緒にいるようになってから
18年が経った。

もう、人生の半分以上を一緒に過ごしている。



くだらないことで笑いながら
今日も明日も明後日も
何でもない日を続けていきたい。





#私のパートナー

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