「集合的無意識」
という言葉を初めて聞き、
その意味を知った時に
これは結構怖いな。と思った。

私が聞いた話で分かりやすかったのはこれだ。

「シンデレラ」の話を知ってる人は多いと思うが
あの話を小さい頃から沢山見聞き・思い出し、としているうちに
「苦労していたらやがて報われる」という考えが
潜在意識にインプットされていく。

同じように感じている人たちの中では
同じ内容の「集団的無意識」が存在する。

というものだ。
かなり短くまとめてしまったが、伝わるだろうか。

これが無意識のうちに自分の思考の中にあると
日常や仕事などで辛いことがあっても

「みんな頑張ってるし」とか
「耐えて当たり前」とか
「私だけが逃げちゃダメだ」とか
「頑張ってたらいつかきっと良いことがある」とか

そういう風に考える人になるんじゃないか。

頑張ったり
辛いことに耐えないと
幸せはやってこないと
思ってしまうのではないか。

少なくとも、私はそうだったと思う。

どんなに学校に行きたくなくても
「みんな行ってるから」
「そういうものだから」
「行くのが当たり前だから」

仕事で辛いことがあっても
「今は耐える時だから」
「今は乗り越えるべき時だから」
「いつかこの壁を越えられるから」

自分の意思とかではなく
多数派に溶け込む選択をしていた気がする。

空気を読んで。

そこに自分の意思がどれほどあったのか
今となっては分からない。

大人になって
様々な知識をつけた今思うことは

条件なんかなく、みんな幸せになって良い

ということ。

みんな笑ってて良いし
好きなことをして良いし
より楽になる選択をして良い。

苦労をしなくても
険しい道を歩まなくても
幸せにつながる道はある。

誰かのために何かをしなくても
自分を犠牲にしなくても
幸せになって大丈夫。

生まれた時から
みんな平等に
幸せになる権利がある。

ただ、得体の知れない何かに
怯えている人は多いと思う。

それはきっとほとんどが
名前も知らない、
顔も知らない、
きっとあなたとは本来縁のない、
人。

何かを発言するのも
何か行動するのも

「どこかの誰かに文句を言われないように」
「どこかの誰かの逆鱗に触れないように」

そう考えてしまっている人は
きっと一定数、いると思う。

もちろん、自分の心や体を守るために
警戒することは大事。

でも、「警戒しすぎ」は
少し和らげても大丈夫。
あなたにはあなたの理由があるから。
その理由を大事にする方に
エネルギーを使って良い。

胸を張って、
あなたの理由を
大事にして良い。

怒ってる人にもその人なりの理由がある。
だけどそれは、その人の問題。

引きずられなくて大丈夫。

「こうなったらどうしよう」を
考えすぎてると
それが現実に引き寄せられてきてしまう。

だから
「大事にしたい理由」を
大きく大きくしていけば
大丈夫。

あなたはあなたの心を
１番大事にしていて
大丈夫。

もしあなたの中に
「だってそういうものだから」
と思ってることがあれば

「本当に？本当にそう思う？」
と、聞いてみてほしい。

「その考えを持っていて、あなたは幸せ？」
と、聞いてみてほしい。

自分の心や
自分の考え方は
あなただけの唯一のものだから。