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仮面ライダージオウを観よう

※これはアドベントカレンダー2018の記事です(ヘッダーの画像はこちら

こんにちは,あむーるです。
今回は,テレ朝のニチアサの双璧(もう片方は「HUGっと!プリキュア」だと個人的に思っています)である「仮面ライダージオウ」についてお話ししたいと思います。

はじめに

とはいっても,私はニチアサではもともとプリキュア勢です。プリキュアは第1作目である「ふたりはプリキュア」からずっと(受験生だった年は控えつつ)追っています(今期「HUGっと!プリキュア」はマジで神なので全人類観てください)。
そして,仮面ライダーは小さいときから「プリキュアの前にやってるなんか難しいお話」「これが終わればプリキュア」という認識でいました。
年齢的に響鬼・電王・キバ・W・ディケイド・オーズは記憶にあるんですが(カブトは?),覚えているのはライダーの名前と姿くらいでストーリーはまるで覚えてません。フォーゼからエグゼイドまでは観てすらいません。

ビルド良かった…

私が仮面ライダーのオタクとはほど遠い人間なのをお話ししたところで,「じゃあなんでジオウの話するの?」となる方がほとんどでしょう。端的にいうと,仮面ライダービルドのおかげです。

きっかけのきっかけはなんだったのか忘れましたが,プリキュアが終わったあとにつけっ放しにしていたテレビからビルドの映像が流れ始めたのでそのままなんとなく観るのを続けたのがきっかけです。ちょうどマスターの正体がエボルト…じゃなかったスタークだと判明するあたりでした。
主人公に近い人物が黒幕な展開がけっこう好きなので,「これ面白いじゃん!」となって継続視聴決定しました。そうやってちゃんと仮面ライダーを観はじめて,今の年齢になってやっと仮面ライダーの面白さがわかってきました。Twitterのハッシュタグ検索をして,自分の気づかなかった小ネタを発見してテンションが上がるなど,昔とは違うニチアサの楽しみ方もできるようになりました。
そんなこんなでビルド完結。好みすぎる展開とラストで朝から感動していました。

そして始まるジオウの予告。予告だけ見た感想は「お祭り作品かあ」「ディケイドの上位互換?」「ビルドは良かったけどこれは微妙,観るのまたやめようかな」というものでした。なんですが,そこで「とりあえず1話だけでも観てみよう」という考えにいたり,そして今に至ります(毎週が楽しみ)。

ジオウはいいぞ

やっと本題です。なぜ仮面ライダーに真剣でなかった私がジオウを好きなのかについてお話ししていきます。
その前に,公式サイトから仮面ライダージオウのイントロダクションを引用させていただきます。


「ミレニアムチルドレンの高校生ソウゴは,50年後“魔王オーマジオウ”となり,世界を支配する」
2068年からやってきたゲイツとツクヨミの言葉は,単なる予言か,約束された未来か―?

タイムジャッカーたちは新たな王の誕生を画策し,過去と現在,未来を駆け巡る。
歴史に名を残す平成ライダーの力を奪い,アナザーライダーを生み出しつつ….

仮面ライダーのお祭り作品=過去作ライダー出演という関係上,タイムトラベルは不可欠な要素です。その不可欠な要素がとても好きな要素なので,もうそこで興味をもちました。とくに未来(というか運命)の操作が絡んでくるのがとても好きです。「運命を変える」みたいな言葉に弱いです。

あとジオウはアナザーライダーのデザインが本当にかっこいいです。アナザーライダーはタイムジャッカーという人たちが生み出す怪人みたいなやつですが,それぞれ過去の平成ライダーのデザインを継承しつつ,それを怪人っぽくグロテスクにしたような外見をしています。
子どもが泣き出しかねない外見なんですが,私は仮面ライダーのデザインをああも邪悪にできるのか…!と感動しました。しかもちゃんともとになったライダーがわかる!最高ですね!

しかし,私がジオウを推している理由はこれだけではありません。以下にその理由をばんばん書いていきます。

クロスオーバーはいいぞ

仮面ライダージオウは,平成仮面ライダー20作品記念(公式サイトはこちら)ということでお祭り作品となっています。そのため,過去の平成ライダーが登場します。引用したイントロダクションにも,「歴史に名を残す平成ライダー」という若干メタな記述がみられます。
しかし,実際に本編を視聴してみると,そうしたクロスオーバーが無理なくストーリーに組み込まれています。いいかえれば,お祭り作品とはいえ、ちゃんとクロスオーバーするに足る理由づけがされているということです。

また,過去作品の丁寧な紹介がよいです。
「丁寧な紹介」といっても,決して説明口調ではなく,むしろ演出というか人物の周りの状況によってそれが自然に説明されています。自己紹介にとどまらない「どういうテーマのキャラクターか」の説明がされていて,私のような過去作品をあまり履修していない人に対しても優しいつくりになっている!と感動しました。

あとは過去作品に対するリスペクトですね。やはりこれも私には把握しきれなかったんですが,たとえばファイズ回での乾巧さんの猫舌描写とかですね。
こういうリスペクト描写のいいところは,キャラクターの普段では見えない一面が現れることが多いことだと個人的に思います。私のようにその作品をよく知らない人でも,キャラクターのそういう面を見ると「あっこの人こんなキャラだったんだ,かわいい」と親しみを持てる効果があるためです。
それに加えて,Twitterのハッシュタグを一緒に追っているときなんかは,そうした描写が出たときの反応を見て改めてその過去作品を調べる意欲がわくこともあります。

そして,一番私が素敵だと考えているのは過去作品の作風に沿ったストーリーであることです。これは私のなかで一番印象に残っているファイズ回(5-6話,フォーゼも絡んでくる)で実感したものです。
あの全員が救われるわけじゃない終わり方大好きだし,そういうストーリー展開にさせた(と私は思っています)ファイズの作風が予想外にツボだったのでファイズ履修したくなりました。

まとめ

仮面ライダージオウは全体をとおしてめちゃくちゃ演出がいいです。とくに,鎧武回(12話)での変身シーン(画面分割!)がありえんかっこよくてやばかったです。完全にニチアサキッズになりました。
キッズになって観ているうちにあっという間に30分経ってしまいます。プリキュアも30分が短いんですが,ジオウはそれ以上に短く感じます。たぶんそれくらい密度がすごくて見るところがたくさんあるからでしょう。

そして,ジオウは年明けから3人目の仮面ライダーとして仮面ライダーウォズが登場します。公式Twitterでこれ見たときめっちゃびっくりしました…

ウォズさんは主人公であるソウゴを「我が魔王」と呼んで忠誠を誓っている(今は怪しいけど)人物です。我が魔王大好きマンかわいい。
それはともかく,この情報で年明けのジオウが5億倍楽しみになりました(楽しみなのと未知数なのと…)。まだ年内にジオウはやるので,ぜひご覧ください!!!

おわりに

内容の要約がとてもかんたん(ジオウはいいぞ)な文章ですみません。とりあえずジオウ観てください。公式サイトにこれまでのあらすじが載っているので,途中からでも絶対楽しめます。仮面ライダーに真剣でなかった私が楽しめているのでこれは本当です。
あとジオウの前のプリキュアもぜひ観てほしいです!
日曜の朝は8:30に起きてプリキュアとジオウを観ることで,その日一日が素晴らしいものになるといっても過言ではありません。

皆さんニチアサキッズになりましょう!

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