「よそはよそ、うちはうち」
って言葉、小さい時にきいた覚えのある人も多いはず。
私はとにかくこの言葉が大嫌いだった。
友達が買ってもらっているおもちゃ・洋服・お菓子、
行きたい場所、したいこと。
私も欲しい、行きたい、したい。
でも、その言葉のせいで、
買ってもらえなかった・してもらえなかったことは多々ある。
結局、自分のしたいことをできる力が、幼少期にはないから、
その言葉に従うしかなかった。
「自分を大切に」
この言葉をよく耳にするが、私にはイマイチ感覚がわからなかった。
これまで、いろんなことにたくさん我慢して、
自分の気持ちを押し殺していた自分には、理解ができなかった。
そんな私もここ数年、この言葉が少しずつ理解できるようになって、
したいことはするし、欲しいものは買う。行きたいところには行く。
今以上に、もっと我慢していたことを、してもいいんじゃないか。
やりはじめてもいいんじゃないか。と思うようになった。
「八方美人の真面目ないい子ちゃん」ではなく、
いい意味で「自己中」に。
SNSが普及して、友達とはいえ他人の生活が身近になっている世の中。
「自分はこうじゃない」「あの子はこんなことしてる」
それも最近、いい意味で「自己中」になるべきだと感じる瞬間がある。
他人のしたいこと・考えることは、私のしたいことじゃないかもしれない。
そのためには、自分を知る必要がある。
自分は何者なのか。何を考えて生きているのか。
何が好きで、何が嫌いなのか。
自分のことを知ることによって、
大嫌いな言葉も、ストンと自分の中に落ちてきた。
自分のためにいい意味の「自己中」になる。
だって、自分が一番やん?
「よそはよそ、うちはうち」
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