【2020/07/22】誰かに向けた誰かのためのテーマ
幸いにも自分は好きなモノに携る仕事をして、それなりに満足出来ているし、好きなことができる事に喜びを感じている
しかし、みんながみんなそのようにうまく行く訳が無いし、好きなモノを敢えて仕事にしないって選択肢、好きなモノを仕事にした結果絶望を経験してしまったなんて人もいるだろう
これからの話は
スキを仕事にしている人
もしくは
スキを仕事にしようとしている人
そんな人たちに向けたお話です。
①スキを仕事にするというのは簡単じゃ無い
私は知り合いに自分が好きなモノを仕事にしてると言うと
・自分の好きなことをやってられる
・自由度が高そう
・人生が豊かそう
・羨ましい
大体そんな事を言われることが多いが
これは大きな間違いである
スキ≠自由
スキなモノ≠好きな仕事
局所的に見れば楽しんでるようにも見えるかもしれない
自分の好きなことが出来ていて幸せに見えるかもしれない
でも、それだけじゃ無い
局所局所でやりたく無い仕事だってやってくるし
自分が思っていた仕事が出来ない時だって当然ある
・会社の制約、方針
・顧客の要求
・世の中の流れ
・市場規模
・競争状況
ざっと挙げたが他にもいろんな要素が常にぐるぐる回って自分の自由とは程遠い世界に追いやられてしまうことが大半である
ではスキを仕事にするというのはどういうことなのか
②自分の中で「スキを仕事にする」という意義を確立する
こう読むとスキを仕事にする前に決めなきゃいけないんじゃ?って思う人もいるだろう
考えておくことはとても大事、だから考えておけるなら考えるべき
でも必ず答えは違ってくる
何故なら経験してないから。
経験してわかることもある、考えが変わることも当然ある
だが、考えておくことに意味はあるだからやっておこう。
じゃあ、すでにスキを仕事にしてる人は?
もし、今壁にぶつかってる自覚があるなら今考えよう。
ぶつかってる自覚があることが素晴らしいことだと私は思う。
何故ならそれが成長だから。
悩みがあるというのはそれだけの思いがあって成り立つもの、それを超えた先はきっと新しい自分だし、新しい世界だと思う。
その上で
では、スキを仕事にする事の意義を考えるとはなんなのか。
誤解を招いてしまうくらい簡潔に述べるならばそれはある種の割り切りだと考える。
自分の好きな世界線を、自分の好きなように描いていくというのは
一般法人という社会制約の中ではとても難しい
会社には会社の意向があるし、イメージもある
一個としては自分で作っちゃうのはあり
ただ当然それにもリスクと管理が目まぐるしくやってくる
でもそれが割り切るということ
私の場合情けない話自分でやるという勇気もなければ資源も無かった
だから一般法人の中でスキを仕事にし続ける方法を考えた
私は車が大好きだ
前の会社では、仕事として車の卸をしていた
やっぱり所謂スポーツ系が好きだし、世の中そういうのでいっぱいになれば良い
そう思っていた
でも世間はそうじゃなかった、燃費燃費、安全安全、と自分が思う世界では無いし、俺の思う世界はとっくになくなってしまったのかと思ってた
最初は絶望しました
でも、私が卸したディーラーのお客様と話をする機会があった時
お客様はとても嬉しそうな顔をしていた
良い車を買ったよありがとう
そう言われたことはそこまで苦しくなかったむしろ晴れやかだった。
その後、卸先の社員と会話をしていた中で、そのお客様が、私が卸先に伝えた製品のメリット/デメリットを聞いて納得して買っていった、納車される事を心待ちにしていた。
そういう話を聞いたときに
確かに私の好きな車といえばスポーツカーだが、それ以上に車という文化、車社会、車という存在そのものが好きだった事を思い出した
これが私にとって最初の割り切りである
それからというもの、確かに割り切りはしたが、一向に大好きなタイプの車が売れる気配は無かった
嫌な取引だってあった、ディスカウントしすぎな気持ちを解消できないまま、それでも会社の指示でそうしてた時期もあった
大好きなモノをディスカウントするというのはある意味屈辱的なものでもあって
それが納得できず悩む時期もあった
でもそんな中、時代に逆行した様な新製品が出てきた
驚くほど問い合わせが殺到した
それが発売できるのは苦い思いしてでもディスカウントして卸してきた車たちのおかげだと素直に思った
これが2回目の割り切り
例え瞬間風速的に嫌な気持ちであっても頑張っていたら、どこかで報われる時が来る
そう思うことにした、事実そうなった
割り切るとはネガティブな話ではない、スキの中にも仕事という線引きをしっかりと引くことなのだ
③気持ちの反芻を忘れない
私は割り切ることは決してネガティブではないと前述した
しかし、それがオンタイムの自分にとって常に正であるかどうかはまた別の話だ
割り切ることで、自分のスキとスキを仕事にする事の定義が生まれる
その定義が今正しいか常に考えること
これを忘れてしまうと、それは先に伸びずそこから無に変わってしまうものだと思っている
私は思うところあって前職を離れ新しい仕事を始めた
その経緯はまた今度話そう
でも、今の自分にとってスキを仕事にすること、大好きな車と仕事というステージで関わり続けること
その思いだけは変わってないのは事実
その意識の確認を自分の周期で良いから続けることが重要だと思う
その当時自分が大切に思っていたものも、今の自分に合うかはまた別問題だからである
ちなみに私の場合
・直近数ヶ月数年のことを大体3か月くらいおきに考える
・後の何十年のことを大体3年おきに考える
別にこんな頻度でなくてもいいし、もっと多くてもいい
それは自分次第
ただ、思いは繰り返し反芻することで意味を為す
④自分の思いだけでなく人の思いを聞く
これは、このテーマだけでなく色んなテーマでも応用が効く話
自分にとって最も正しいのは自分の意見だ
しかしながら、色んな人の話を参考にすることで得られる新しい考え方というものも存在する
模倣するのではなく、参考にするということ
つまり、この私の話もまた、あなたにとってはあくまで参考でしかない
色んな人の考えを聞くことで、やはり自分の考え方が今の自分に合うものなのか、そうでないのかを考えることに繋がる
最後に
たらたらと長いこと話し続けてしまったが、最後まで読んでくれたあなたには口で伝えられないのが残念だが、とても嬉しく思います。
今このnoteを読んでいるあなたは、私と対等です
決して上からものを言っているわけではなく、自分の思いをあなたにぶつけているに過ぎません
所謂③気持ちの反芻に近いものです
私の大好きなロックバンド、ザ・クロマニヨンズの雷雨決行という楽曲に
「引き返すわけにゃいかないぜ、夢が俺たちを見張ってる」
そういう歌詞があります
過去の私、現在の私が抱き続けている夢に見張られて生きている
今の私もそういう気持ちで日々生きています
あなたもきっとそうでしょう
だから折れずに負けずに自分の道をしっかり見つけてもらえることを祈っています
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?