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イギリス英語はやめとけ 日本の学校が教えない英会話術⑧

今回は訛りの話。

「英語」というのは、その名の通り「英国」の言語です。

つまり、英語はイギリスの言葉ですね。

で、かつてイギリスが世界を股にかけてブイブイ言わせまくった結果、あちこちに英語が公用語の国ができました。

でも、有名な話として、同じ英語でも国や地域によって訛りがあって、発音やアクセント、下手すると文法や単語単位で違うこともあります。

その訛りを発音ルールを基準に多少無理矢理に大きく分けると

イギリス英語と北米英語に分けられます。

イギリス英語はイギリスの他、オーストラリアやニュージーランド、南アフリカなんかの国が使っています。

一方の北米英語はアメリカ、カナダが有名です。

そして、第二言語として英語を学ぶ国は世界中にあるわけですが、基本的にイギリス英語か北米英語かの2択になっています。

例えば韓国や中国、フィリピンや南米の国々は北米英語。

インドやヨーロッパはイギリス英語を学ぶようです。

で、日本はどっちか。

これが、どっちでもない!

まあ、正確に言うと学校で学ぶ英語教材は北米英語になっています。

しかし、どういうわけか英語の先生は北米英語だったりイギリス英語だったりしてバラバラなのです。

教科書にはアメリカのアクセントが記載されているのに、場合によってはオーストラリア人の先生が発音を教えに来たりします。

なんでこんなことになっているのかというと

最大の理由はおそらく日本人が発音に無頓着だからだと思っています。

だって、そんな何種類も覚えてどうするねんと。

混乱するだけやろ。アホちゃうか。

ほんましょーもない。

皆さん、発音の勉強するなら、まず自分がどっちのタイプの発音を覚えるのか決めましょう!

そして、私のお勧めは断然、北米英語です。

理由は2つあります。

理由① 日本人が関わる外国人はだいたい北米英語

ビジネスにしろ、サイエンスの分野にしろ、やはりアメリカ人は強いです。

さらに日米はのび太とジャイアンばりに大の仲良しですのであらゆる分野で蜜に交流しています。

そして近隣諸国(韓国、中国、台湾、フィリピン)も北米英語を話します。

本社所在地を考えれば当たり前ですが、スマホに搭載されたOK GoogleもSiriも北米英語で話します。

理由② 北米英語の方があきらかに簡単

北米英語とイギリス英語の最大の相違点は、「rhotic」か「non-rhotic」かというところです。

え、なにそれ?

うん、この専門用語は私もさっき調べて知りました。

要するに、「単語の綴りの中にRがあれば必ずRを発音する」のが北米英語(rhotic)で、「Rを発音したりしなかったりする」のがイギリス英語(non-rhotic)です。

Rがあれば発音する。なければ発音しない。

非常にシンプル!

イギリス人は「There」を「ゼー」みたいに言いますが、アメリカ人は「ゼR」ってちゃんと発音します。

かと思えばイギリス人は「There is」は「ゼRiズ」、「There are」は「ゼーRa」と、Rが出てくるタイミングがいちいちややこしい。

こんなん全部覚えてられるか!

ぶっちゃけね、北米英語だろうがイギリス英語だろうが基本的にどっちでも通じるんです。

だったらルールがシンプルな方を覚えた方が良いですよね。

ちなみに余談ですが、日本人はネイティブっぽく話そうとするときに、語尾に無駄にRをつける謎の癖があります。

「Idea(アイデア)」を「アイディR」みたいに、Rつけて発音してしまってませんか?

そんなことない?

そら良かった。

今回のまとめ。

イギリス英語は無駄に難しいからやめとけ。

単語の綴りにRがあれば発音する。なければ発音しない。

以上です。

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