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第36章 分数のわり算がムズすぎる話・前編

お久しぶりです。
今回は「分数のわり算がムズすぎる」という話をしたいと思います。

何を言うてるんやと。
小学生でもできるやんと。
思うじゃないですか?

いや、分数のわり算って何なんすか?
一生使わなくないですか?

ときどき、「三角関数は一生使わないから習う必要ない」とか言って炎上してる人いますけど、分数のわり算の方が一生使わなくないですか?

というのも、息子に算数の話をしていて、分数のわり算の話が出てきたんですけどね、なんか全然具体的なイメージをもって説明できないんですよ。

抽象的な話ならいくらでもできるんですが、そもそも「分数のわり算を使う」具体的な場面が全然思い浮かばなくて、説明に苦慮するなと。

あります?使う場面?

なくない?

なんかね、こんな反論がありそうというのは思いつきます。
例えばこんな方程式。


これを解くときに、3/4を右辺に移項したら分数のわり算なるやんと。
え?ほんまにそんなことしてます?
3/4で割ってます?
普通は4/3をかけませんか?

こうやって考えた方が話早いですよね。
「移項して3/4でわるから、ひっくり返して4/3をかける」
みたいなこと、本気で考えてるとしたら、だいぶ数学のセンスないですよ。
はい、却下。

他に、高校の数学なんかで複雑な式変形の中で分数の分母に分数が代入されるみたいな場面はあって、例えば下の式みたいな場面

「分母をまず通分して足し算して、分母はわり算やからひっくり返して…」みたいなことしてたら日暮れますよ。
分母と分子にsinθをかけた方が早いやん。

ほら、やっぱり使わないでしょ?

それでまあ、分数のわり算を小学校で習う意義って何なんやろなと考えてたんですよ。
それで、なんとなく私なりの考えが出てきたんですが、今回は割愛して今度時間あるときに書きます。

結論はこうです。

「分数のわり算なんて一生使わない、ややこしいだけのものを習うから数学を嫌いになる子が増える」

分数のわり算なんてやらず、まずは足し算、引き算、掛け算をもっと丁寧にやらせた方がいいと思います。
そもそも分数自体がわり算なんやから、「分数でわる」なんて概念はかなり特殊なケースを除いてあまり使うことないと思います。

ちなみに、分数の掛け算はめっちゃ日常的に使いますよね。
分数の掛け算はできた方がいいです。

今回の話は以上です。

せっかくなんでこれも「学問こそが最高の娯楽である」シリーズに入れときます。

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