#俺が一番BCリーグを感じる瞬間

そんなタグがTwitterで生まれ、BCリーグファンが様々な思いを呟いていた。
私も「鴻巣フラワースタジアムに向かう途中に球場の照明塔が見えた瞬間」と呟いた
でも、他の事柄で感じることがある

とある平日、会社から帰宅
時間は19:00前
今日は上尾市民球場で18時から埼玉武蔵ヒートベアーズの試合がある

今から車で向かえば5回終了あたりから観戦できるかも

スマホで試合速報を見ると既に6回の表、対戦相手の攻撃中
思ったより早い試合展開
でも駆け付ければ7回の裏から観戦できる

たった3イニングだけだが‥
観戦したい！
応援したい！
ならば行ってやろうじゃないか！！

そう決意し、家に入るもユニホーム・旗・カメラと観戦道具一式を手に取りそそくさと車に乗り込む
家での晩ご飯は気にしない、観戦が終わってから食べると妻に告げる

早く球場に着きたい

急ぐ気持ちをグッと抑え安全運転
落ち着かせるためカーステレオのCDをかけるとレッドツェッペリンのベストアルバムが入れたままで「ハートブレーカー」が流れる車内
これでは余計に心が高揚してしまう
慌ててカーステを消しラジオのニュースへ切り替え平静を保とうと努力

道路脇に立てられた「上尾市」の看板を車は通過
もうすぐ目指す上尾市民球場
その間、民家・畑・飲食店・ショッピングセンター・大きな給水タンク点在するも街灯が少なく暗く静かな街並み
本当にプロ野球が開催されているのかと疑問さえ感じる静寂
だが、球場のある公園に近付くにつれ球場の照明塔の光が見え始め、徐々に明るさが増す

球場に到着
駐車場のあるバックスクリーン裏にはいつも見る常連方の車が幾つか並ぶ

駐車しドアを開ければ球場から聞こえる歓声、声援、場内アナウンス
もう焦る気持ちを制御することはできない
観戦道具を後部座席からひったくり、駆け足で球場入口へ

薄暗いチケット売り場で入場券をを買い球場の入口ゲートをくぐる
階段を上りスタンドへ出ると一気に明るい非日常の世界が

指で数えられる程度の観客
だが、観戦する方・応援する方皆真剣・本気
そして選手達
NPB入団という夢を実現するために一つのプレーたりと無駄にしない
気迫溢れる真剣勝負
球場内にいる人達全て真剣さ

家から球場スタンドへ到着しスタンドの非日常空間を目の当たりにするまでの道程

それが私の「BCリーグを感じる瞬間」

Thanks　By 佐藤yuupopic