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110フィルム現像について考える

先日、実家より110(ワンテン)フィルムを発見し現像に出した結果を報告します。

「こんな古いポケットカメラのフィルム、現像自体できるのだろうか?あとフィルムが古いので現像しても何も印刷されないのではないか?」と思いつつ、いつもフィルムカメラ現像に出す近所の写真屋に持ち込むと「ああ、できるよ」あっさり快諾されそのまま依頼したのですが、数日後写真屋の店主から電話があり「この110フィルム、店にあるDPEの機械では現像できないことを忘れていたよ‥外注に出して現像するから現像代が高くなるけど‥」と相談があったものの、あまり考えず「現像していいよ」と依頼。
暫くして現像出来た写真を受け取ると、本人でさえ撮影したのを忘れていた写真が続々と出てきて驚きの一言でした。
 写真は①近所の池を撮影したもの、②千葉神社で初詣で撮影した家族写真、③秩父に両親と3人で撮影したのの、④マリンスタジアムで千葉ロッテ対西武戦を撮影したもの この4つのシーンが収められていました。全てをお見せしたいのですが‥自分や家族が写っているのでお見せできる範囲で

①近所の池を撮影した写真

20年以上経ちフィルムの劣化で色合いは悪くなっていますが、辛うじて現像出来ました。写真屋の店主も「現像出来たこと自体奇跡です」と言ってましたが、撮影後にフィルムを引き出しの中に入れっぱなしにしていたので、それが幸いしたようです

この池の近くには、某球団の元監督が過ごした実家があります‥

②家族との秩父旅行

長瀞のライン下りで撮影した写真です。これを見て「両親と三人で秩父に行ったな‥」と瞬時に記憶が蘇りました。

③マリンスタジアムの千葉ロッテ対西武戦の写真

球場の内外野に一切広告が無く、マーくんも今の形ではありません。ヒーローインタビューも今のようなショー的要素も無く記者の質問に淡々と答え、それを球場のスピーカーに流すという昔ながらのスタイルです。

ヒーローインタビュー中のバックスクリーンモニターに映る選手ですが、正直なところ「この写真、何年に撮影して、この人は誰?」という印象でした‥

千葉神社の初詣写真はお見せ出来ませんが、秩父の旅行の記憶を踏まえると撮影したのは1997~1998年頃かなと思っていましたが、この写真を受け取った後にBCリーグ観戦へ行き、そこで埼玉武蔵や千葉ロッテに造詣が深いT氏(多分これで誰だか特定されるかもしれませんが‥)にマリンスタジアムの写真を見せると「ヒーローインタビューの選手は小坂ですね。顔つきと身長が記者より低いですから。あとスタメンにトンプソンがいるので1997年の試合ですね」と即答され改めて千葉ロッテの情報量に驚きました…

因みに、現像代は24枚で5,000円を超えました‥(この店で、フィルムの24枚撮りを現像すると1,500円程度です)。普通なら、「高い!!」と言われそうですが、私はむしろ安いと感じました。それは、私は20年以上前の記憶をこの写真で思い出し懐かしさでいっぱいになり、まるで昔埋めたタイムカプセルを開け中身を見て懐かしさを覚えるのと同じような感覚を味わえたからです。そのような感覚は5,000円払っても普通なら味わうことが出来ないのでむしろ安いなと。

野球関連の事柄を書きます NPB:千葉ロッテ、BCL:埼玉武蔵ヒートベアーズファンです