ウェブサービスで世界を変えることなんて出来ないと思っていた

また新しいサービスを作った話のことをしようと思います。技術的には大したことをやっていないので、基本的にエモい感じの話です。

先日、というかすでに二週間ほど前の話になるのですが、「ウェブ表彰」というサービスをリリースしました。

ウェブ表彰、開発の動機

個人開発エンジニアつながりのワタナベさんが先日リリースしたサービス「ためしがき」が空前絶後と表現すべき話題の沸騰ぶりと、そのプロダクトの利便性がもたらしたクリエイター業界への衝撃の様子を眺めていて、自分はいてもたってもいられず「負けていられない、なにか作ろう!!」という思いに駆られました。

その衝動は、友人が作ったものが多いに評価されることに対する嬉しさと、お祝いの気持ちとは裏腹の嫉妬、羨望や悔しさみたいなものに突き動かされていた部分が大きかったです。
多分この感情は自分でサービスを作ったりする人ならば少なからず理解してもらえるんじゃないかと思っています。

そして、そんな想いを整頓して思いついたものが「勝手に表彰できるサービスを作って勝手に表彰して讃える」というもので、サービスに対してサービスをぶつける勝手アンサーソング的なスタイルによる開発を行うことにしました。

2日間で開発・内部リリース

人と物事を表彰するっていうのに時間が経ちすぎると困るので、ためしがきがリリースされてからソッコーで作りました。

そしてワタナベさんのSlackの分報でいきなり繰り出したのが一番最初のリリース。

少しは驚いてもらえた(と思う)ようで、してやったりという気持ちと満足を得られました。
そしてこのとき、一般リリースを行う前にSlackの皆様にフィードバックや感想を貰えたことが、本当に嬉しくてありがたかったです。
いつか飲みの機会がある時は、お土産にお礼になるような美味しいお菓子を持っていこうと思っています。

一般リリース

せっかく作ったものは一般リリースをしたくなるのだけども、ぶっちゃけドメイン名を含めた褒めることへの照れ隠しの一発ギャグのつもりで作ったものなので、公開してもさほど反響はないんじゃないかと思っていました。

たくさんの表彰状

ところが、自分が思っていたよりもこのサービスは反響を得られ、たくさんの賞状を作成してもらうことができたのでした。
その一部は先程上に貼り付けしたツイートのリプライ欄に頂いたものや、Twitterのハッシュタグ検索の結果から見られるので、ぜひご覧いただければ嬉しく思います。

賞状が作成されたのは初日の約2,400枚/日 をピークとして、あとはジリジリ作成ペースは下がっていっていき、リリースから約二週間時点の現在では合計6,000枚強の表彰状が作成されています。自分が思っていたよりも、という言葉をつけたとおり、この反響については世間からすると大した数字では無いものでしょう。

こういうことを数字の多寡で考えること自体はナンセンスだとは思うのですが、表彰状で誰かを讃えるひとがいて、それを受け取るひとが居て、ものすごく単純にそれだけで考えると讃え合いに今までに作られた表彰状の枚数 6,000×2 で12,000人が少なくとも関わったことになります。
もちろん実際はもっと違って、周りの色んな人に感謝して表彰しているひとが居たり、沢山の表彰を受け取ったひともいました。
ものすごい数のフォロワーがいるひとがやってくれたりしているのを見て少しドキドキもしたり…。
アニメや漫画のキャラクターを讃えているひともいました。そしてそれってそのキャラを生み出したひとに対する感謝にもつながってたりするわけですよね。漫画家のひとから、ファンレターの敷居が下がったという言葉を頂いたりもしましたし、社内のSlackで社員同士で成果対してのに良いリアクションをつけるために使っているという話も伝えてもらいました。

そうやって考えてみると、実は意外と物凄い数の人を讃えあいに巻き込むことが出来たんじゃないだろうか。そんなことを考えたのでした。

ウェブサービスで世界を変えることなんて出来ないと思っていた

ここで掲題の話になります。

「これで世界を変えるんだ」という言葉を耳にしても、「そんな簡単に世界なんて変わるわけがない」と、斜に構えて思っていました(マジで嫌なやつですね…本当すみません)。

そもそも「世界を変える」とは何なのでしょう。
自分の貧相な思考回路は、ことITという分野で眺めたとき、イノベーションを起こす技術の開発や、世界中の何割というような規模で多くの人々が使うようなプラットフォームを作ること、または新しい文化を作り上げるようなこと…漠然とそういう事を考えていたように思います。

しかし、このサービスを出して、「このサービスを作ってくれたことを表彰します。」と沢山の方から表彰状を贈っていただきました。はじめましての方からこういった言葉を沢山いただいて、リリースした日は人生で一番様々な方に表彰状を頂いた日となりました。

そして表彰状のやり取りを眺めていて、褒める・感謝を伝える という普段は照れてしまって出来ないことの、背中を少し押せたんだと思い至りました。

自分が観測できる範囲だけの話だとしても、影響を与えた数が多いわけじゃないにしても、世界を優しくすることに貢献できたんだとそう感じて、これが世界を変えるってことなんじゃないか?と思ったのです。

「世界を変える」という言葉に抱いていた身の丈の合っていなさに気づいて、なんだかちょっと憑き物が落ちたような気分になったのでした。
きっと今まで「世界を変える」って言葉を発してた人はとっくにそんなことをわかりながらいたんだろうなと思うと、だいぶ恥ずかしい気持ちになったりも、するのでした。

結びに

文章力がなく、色々と散らかってしまいました。
本当にこれが書きたかったことなのか、伝えたかったことなのか、書き終わった今も正直なところちょっとわかっていないです。

元々は羨望と少しの嫉妬と称賛をウケ狙いに変えるという試みのサービスリリースから、色々とエモい気持ちになることができました、というそんな話でした。

今も毎日ちょっとずつ表彰状は増えていってます。

その数だけ、誰かが讃えられたり、それを喜んでくれたりしてるのかなぁと思うと、ちょっと嬉しい気持ちになるのでした。

また新しいものづくりを頑張っていこうと思います。

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