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デビュー5周年を迎えた感覚と、これからのことについて

2017年3月16日、私たちAmPmはBest Part of Usという楽曲をリリースすることによって、いわゆるアーティストとしての人格を形成し始めることになります。以前の投稿にも書きましたが、私たちは最初からアーティストになる予定もなかったですし、それが5年も続くとは当然想像もしていません。

結果として、5年という時間の経過が事実として残り、それを振り返ると本来的には経験、体験できないことを得ることができましたし、楽曲という作品を通じてアーティストや、様々な人たちとの出会いは、これからの私たちにとって誇るべく財産として残り続けるでしょう。

そのように考えると、5年という年月はとても重たく、時間の経過と共に、さらに厚さ、あるいは深みのようなものに変わっていくのだろうと想像しています。一方で、いつまで活動が続けられるか分かりませんが、この先も想像のつかない未来が待っているのでしょう。

5年も活動をしていると、私たちの意志に関わらず、世の中の変化に対応していかなければならないですし、新たに湧き出る欲、アイデアのようなものとも数多く向き合うことになります。バランスを取りながら、上手くやっていく。これまでの時間は、ある種の下積み期間のようにも感じています。

こうした下積みの時間の中、私たちがやりたいこと、やるべきことなどがようやく固まりつつ、どのようにすれば実現できるか理解しつつあります。
これらは最初の5年では、立案しなかったでしょうし、実現したとしても単発で終わってしまうような結果だったかもしれません。

これまでもインタビュー等では語ってきてましたが、私たちAmPmを形成する上で、旅という手段、経験が大きな要素を占めてきました。その一つの成果として、これまで多くのアーティストとのコラボレーションが実現されましたが、それらは全て点のみとなり繋げることができていません。

コロナという状況により、行動が制限されたことや、5年間の経験から改めて繋げていく手段が見えてきたように思います。私たちが出した一つの答えとしては、旅をコンセプトにしたアルバムをリリースすることです。
「移動せずとも旅をする」そんなコンセプトで現在制作中です。

アルバムという形はアーティストが考える世界観を伝える、一つの手段です。これまでもアルバムを出そうと思えば出せたと思うのですが、その世界観をどのように形にするか、曖昧だったため、アルバムを出さずにいました。まさに、下積み期間を経たことで導き出せた答えだと思っています。

また、旅には宿泊することは切り離せない要素の一つではありますが、私たちAmPmは、デビュー当初より最大の夢、ゴールとして置いている「ホテル建設」に向けて、これから動いていきたいと考えています。ただし、現実世界での建設は大きな資金が必要なため、別の形で表現です。

ビジネスバズワードにもなっている、メタバース空間でのホテル建設を目指します。これも5年の年月により外部環境が大きく変わったことから、出来る可能性が見えてきました。現実世界での建設は諦めたわけでない、一旦違う世界で先に実現していくという話です。

いくつかのプラットフォームの中で、私たちはThe Sandboxを選び、ホテル建設を目指していこうと考えています。土地を購入し、そこに自ら造作物を作り、建築する。文章で書くのは簡単ですが、これも長い道のりになるでしょう。Vox Editを勉強し、土地購入の資金を集める、まずはここからです。

私たちは、NFTにおいても実験的な要素も含めて、取り組みを始めています。音楽を売ることにおいては、これまで的な著作分配の仕組みが十分に成立していないことからも、やり方、売り方については模索している最中であるというのが正直なところです。

限定試聴権という形において、未公開の音源を試聴する権利を売るという販売方法で現在第二弾までの公開を進めています。もちろん、この分野においても継続的に行ない、アルバムという一つの世界観を完成させていきたいと考えています。

将来的には、いわゆるメタバースの世界において、未公開とされていた音源を公開していく日が来るかもしれませんし、あるいは異なるやり方で、このNFT作品群を、より意味のある形で表現、形にしていくかもしれません。いずれにせよ、現実世界と同じように一つの世界観を表現し続けます。

NFT作品については、どこまで評価されるか未知数ですが、現実世界でリリースされた楽曲同様に、懸命に制作した楽曲を用意していきます。これらの収益は、全てメタバースにおけるホテル建設に充てていくつもりです。従って、しっかりと売れないと夢の実現ができない、だから頑張る。

現実世界でも、たくさん楽曲をリリースして、ライブができるように頑張る。メタバースの世界でも、たくさんNFTを公開し、ホテル建設をし、そこに遊びにきてもらえるように頑張る。そうした活動を、これから重ねていくことで、AmPmとは何者であるのか見えてくるかもしれません。

私たち自身がデビュー当時、何者であるのか曖昧な状態だったように、こうした活動によって、少しでも私たちが思い描く世界を理解していただき、結果楽しんでもらえる、あるいは誰かの、何かの支え的なものになれたらと思っています。

今現在、見えているつもりでも、アルバムが出来上がったときに。NFTシリーズが出来上がったときに。ホテル建設が終わった時に、あるいはその途中で多くの課題も出てくるかもしれません。さらに、私たちの夢を実現するためにやるべきことも増えてくるでしょう。

デビューから5年の間で、途中で止める。存在、継続することの意味、意義を何度も自問自答しました。でも、まだ何も成し遂げてないんですよね。
活動を維持、継続することって、正直大変です。夢や目標を達成するための手段として選んだ道だからこそ、続ける。

自らの意思で止められる判断が出来るうちは、続けようと。
どうにも続けられない状態が来るまでは、続ける。
デビューして、こうした悩みのようなことが思えるだけで、実は贅沢なことだなと。5年の月日で知り得た心境の変化です。

私たちが何がを成し遂げるには、多くの方々からの共感や評価によって成り立ちます。その時には、私たち二人だけでの喜びではなく、多くの人とそれを共有する。その可能性を得られるチケットを手にしているからこそ、モチベーションとし、これからの活動に繋げたいと思っています。

なんだか、長い文章になってしまいました。
これからの私たちの活動については、毎月16日に公開していく「AmPm Deliverling」という形で情報発信していきます。また、5年目でもある2022年の全体の活動概要については、トレーラー映像をご覧ください。

まずは、私たちAmPmが5年間も活動できたのは、楽曲を聴いてくださった多くのみなさんのおかげです。また、私たちのわがままに付き合ってくれたクリエイター達にも多大な感謝をしております。この感謝の気持ちを毎年大きくしていけるよう、飛躍を目指して頑張ります。


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