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死ななくてもよかった命 ウクライナ🇺🇦の人々に思いを寄せ続けたいー何もできない無力感にさいなまれながらでも・・・(8)

(冒頭写真=ロイターは、Sankei.comからの転載)

本当に無力感を実感させられる毎日だ。アメリカやNATOに武器、弾薬を供与してもらったところで、戦うのはウクライナ人のみだ。ロシア軍の軍備とは、圧倒的に劣勢な状況下で孤軍奮闘しているウクライナ軍と市民。こんな状態になっても平和のための機構や国際組織は、このロシアの蛮行を止められない。そんな中で、ウクライナの人々がどんどん亡くなっていく。特に、子供や乳幼児の死は本当に胸が痛む。

(BBC Newsからの転載)

この敷地には空からでもわかるように、ロシア語で「子供たち」と書かれていたのに、爆撃され赤い屋根の劇場は跡形も無くなった。避難していた1000人ほどの安否は未だ不明だ。美術学校にも400人の人々が避難していたと言う。

国境なき医師団の医師が、医薬品も備品も何もないと語っている。せめて医薬品だけでも届けられないのだろうか。
Mariupolはもう2週間以上電気も水も食料もないと女性が訴えている。兵糧攻めにして、餓死させるつもりなのだろうか、シリアでそうしたように。

ウクライナが頑張れば頑張るほど、悲劇的な状況が増えていくというアイロニー。それがロシアの狙いだという。あえて市民を殺戮することで戦意を失わせる戦術ー悪意に満ちた戦術‼️一般市民の殺害は、国際法違反なのに。

2月24日の侵攻以前まで叫ばれていたSDGSなど吹っ飛んでしまった。こんなにも多くの人命を喪失させ、街を破壊して瓦礫の山にし、木々を倒し、野山を焼き払い、地球への負荷を増大させた。原発廃棄の計画は頓挫し、生物兵器や核兵器使用の話まで議論されている。

何よりもおぞましいのは、この戦争を始めた男の面子を守るための議論が盛んに交わされ、そんなことのために費やされる時間の間にもウクライナの人々がどんどん殺されている状況だ。そしてロシアの人々が、これはウクライナを救う戦争だと信じ込まされ、この男を支持していることだ。

さらに絶望的なのは、この戦争を始めた国も、その指導者も罰せられないと言うことだ。国際法というものは、どうもそういうものらしい。


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