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【APEX】そしておまえはチャンピオンになる

よく来たな。おれが前回のあぺくすちゃんぴおんだ。
おまえはあぺくすの初心者で、これからチャンオンになりたいから、ここにコツを学びに来たのだろう賢い選択だ。

【賢い選択をする者は常に賢い】

メキシコの有名なことわざだ。
メキシコでは賢くないものは淘汰され…しぬ。

あぺくすの大地はメキシコではないが限りなくメキシコに近い。
一瞬の油断が命取りになり、銃で撃たれ動物に襲われ、サボテンに刺さり消えていく地獄の荒野であるからだ。

おまえはしにたくないからここにきた。
おまえは賢いのでおれの話を聞き、英知と力を得てチャンピオンになる。
今日の夜にはナチョスを片手にテキーラでいっぱいひっかけることができるだろう。

ここでは男の中の男のゲームであるあぺくすの中でも、特に男度が高いランクマッシの戦い方について記載する。
カジュアルもいいが真の男ならやはりランクマッシだ。失うものがあるからこそ得られるものがある。

スパマリオという偉大なアクションゲムを知っているか?
あのゲムは非常に面白いが残機を無限にするとただのさぎょうになる。
限られた残機があるからこそ緊張感が生まれゲムが楽しくなるのだ。

おまえはランクマッシで上下するポイントに一喜一憂しながら戦うことになる。敵もそうだ。奴らはポイントに執着する魑魅魍魎悪鬼羅刹地獄餓鬼であり、一人残らず自己保身に走る卑怯で邪悪な奴らしかいない。

だからおまえも勝つために、生き残るために手段を選ぶな。男の戦いに甘えは通用しない。メキシコの大地もおれたちにそう教えてくれている。

えぺくすをやる上でほんとうにだいじなことは100個あるが、ここではそのなかでも特に大事な7つをおまえに伝授する。
この7つの精神を体得したとき、お前は真の男となるだろう。

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1:戦うな

おまえはああぺくすを人を撃つげむと勘違いしてるから人を見ると突っ込んで銃を撃たれてしぬ。
あぺくす初心者にありがちなのだがこれは人を撃つゲームではない。最後まで生き残るゲームなのだ。

するとおまえは「攻撃は最大の防御だろ?」と得意げに告げるだろう。
まず攻撃は攻撃で防御は防御なのでおまえは間違っているし、忘れてはいけないのはこのゲームは60人で争うバトルロワイヤル…敵が59人くらいいるという事だ。
59人全員をいっしゅんで倒せるならいいがお前はそんなにつよくないので全員は倒せない。そうするとどうなるか。ひとりを倒して疲弊しているところを別の奴らに襲われておまえはしぬ。だから戦うな。

また、味方が「敵を発見!」と発言し敵にピンを指す事もあるだろう。おまえは単純だから即座に「おれにまかそろ!」と敵に向けてランボーのように乱射する。とても勇敢だがそれはばかだ。
ピンを指した味方の意図は「あそこに敵がいるから突撃しようぜ」だったり、「あそこに敵がいるから近づいてくるまでここで待とうぜ」だったり、「あそこに敵がいるから気づかれないように気を付けて移動しようぜ」だったりする。どれを示すかは味方の行動をみないと分からない。だからむやみ発砲してはいけない。

もちろんこれは「決して銃を撃つな」ということではない。男には戦わなければならない時もある…具体的にはおまえのチムが相手より装備や立地、人数やエリアで有利な状況であれば戦うべきだ。だがその判断も最初は難しい。最初は味方が戦いだしたら…敵が発砲しだしたら撃つ。それくらいの考えでもいい。


2:直下降りするな

あぺくすが始まるとまず、ドロップシップから参加者は地獄の窯へ降下を開始する。
おまえはすぐにでもひとを撃ちたいから、すぐさまドロップシップから出撃し、敵のグループと鉢合わせ…やがてしぬ。
なぜしぬか。それはおまえが弱いのと相手が銃をもっているからだ。お前はカラテマスターか?ちがうだろう。おまえはどこにでもいるアウトローであり、知恵をもって相手と戦わなければならない。

時にはお前が銃を持ち、相手チームを壊滅する側にまわるかもしれない。そこでお前は「おれはさいきょうだ」と思うだろうがそれは違う。運がよかったか仲間が強かったか、相手がサボテンだったかのいずれかでしかない。

直下降りは運ゲーでありカジュアルならば楽しいのでいいのだが、運を天に任せるのは男らしくないしランクマチッでは即死するとポイントがへる。
ポイントが減るとお前は人生に絶望し世の中全てを呪いながら銀行強盗をするはめになる。
ランクマチはいかにポイントを減らないようにするかが重要なのだ。なのでハイリスクな開幕即死の可能性が高い、直下降りはおすすめしない。

ほかのチームがだれもいない、ひっそりとした場所に着陸しろ。誰にも気づかれずにアンブッシュするのだ!ニンジャ…ジャパン…。蛮勇を捨て、クレバーに立ち回るのだ。そしておまえはチャンピオンになる。


3:索敵しろ

メキシコの大地が隙あらばお前に牙をむくように、あぺくすの大地もお前に牙を剥いてくる。おまえは「おれはレジェンドなので伝説級に強い」等と酒を飲みながらうそぶく。そして敵の卑劣な不意打ちを受け…しぬだろう。

『1:戦うな』でも述べたが、このゲームは生き残る事が重要だ。敵に不意をつかれないためにも、あるいは敵の不意をつくためにも索敵が重要となる。銃声や足音に耳をすませ、広大なメキシコの大地を眺めるのだ。

「耳をすませば」という映画をお前は知っているか?あれは男の中の男が耳をすませてベイブの行動を観察し、見事ハニーをゲットする話だ。耳をすませば…索敵をすれば敵を倒せるしハニーもできる。だから索敵しろ。

また、おまえには二つしか目がないがチームと合わせれば六つの目となる。移動中や籠城中、それぞれが異なる方向を監視することで不意打ちを受ける可能性を減らすことができるだろう。チムで視界を共有し、死角を減らすのだ。これは後述する「漁夫」の機会も増やすためにも必要なことだ。

自分の気配を相手に悟らせず、敵の気配をよむのだ。そう、おまえはまさにニンジャとなるのだ。アンブッシュジツを極めればメキシコでもあぺくすでも…そしてジャパンであっても、真の男として君臨することができる。

4:漁夫れ

おまえは実は優しい男だから、敵を視認しては避け、銃声を聞いては迂回し…決して銃を撃たず人畜無害のまま、後半まで生き延びたとしよう。だがそこでお前は気づく「装備が貧弱すぎる」と。そしておまえは最終局面、闘争を生き残った地獄のような悪鬼羅刹に蹂躙され…しぬ。

このゲームの資材は有限だ。回復薬、弾薬、アタッチメント、アーマー…ほしいものはいくらでもあるが全てを家探しで手に入れる事は難しい。
なぜならお前たち以外のチムは盗賊であり、資材を根こそぎ奪うからだ。

つまり資材を手に入れたければ必然的に別チームを倒す必要がでてくる。しかしおまえはカラテマスターではないので敵チムと正々堂々と戦うのは難しいだろう。そこで大事なのが「漁夫」という戦法だ。

おまえは戦闘中「別のパーティーに攻撃されている!」という叫びを聞いたことはないか?これはまさにおまえが「漁夫」られた事を意味する。

ジャパンで大流行したこの漁夫戦術はいたって簡単で、銃声がした方向にいくという事だ。銃声がする…つまり別PT同士が争っているという事だ。
第三勢力として戦場に介入しろ!おまえたちのチムは無傷で、向こう側は満身創痍…非常に有利な状況で戦う事ができるだろう。

だが気を付けなければいけないのは「漁夫の漁夫」もあるという事だ。
銃声を聞きつけ、邪知暴虐のハイエナ共がくることはすぐに想像できるだろう。デスボックスをサッと漁り、次の目的地を目指すのだ。こうしてお前はチャンポン…真の男へまた一歩近づく。


5:一緒に行動しろ

おまえは「おれは一匹オオカミだから誰ともつるまない」などといって仲間から孤立し…やがてしぬ。
実はお前はオオカミでなく、群れからはぐれた哀れな羊にすぎないことを理解する必要がある。

あぺくすはチーム戦のゲームだ。移動するときも戦闘するときも常にチムで動くことを意識しろ。物資を漁るときはいつでもカバーできる範囲でばらけ、探索をするのだ。
いざ敵と戦闘になったとき、一人で三人を倒せるだろうか?お前は「おれはさんばいつよいからいける」といって戦うだろう。そして体中に風穴をあけられ、スポンジになってしぬ。
このゲムは敵の体力がたかい。胴体3発とかヘッショ1発でしぬゲームではないので、おまえが相当なメキシカンであったとしても苦戦することになる。

数は力であり、つまりパワーだ。真の男は孤独ではない。愛すべき家族とともにあるものだ。常に仲間と協力して戦え!
おまえはパーティーの仲間と家族になることでチャンピオンになり、愛しのベイブ達と幸せな余生をすごすことができるだろう。

6:仲良くしろ

おまえは思春期で仲間とかはずかしいから斜にかまえ「おれは一人でもやれる。お前たちに期待はしてないが…足を引っ張るんじゃないぞ」等と妄言を吐き、そしてデスボックスになる。
真の男になるためには「一緒に行動」するだけでなく、「仲良く」する必要がある。ここでいう「仲良く」はお互いの趣味や格好を誉めあうとか、そういう事ではない。
物資を分け与えたり、敵や物資の発見の報告をしたり、目的地を指し示したり…つまり「意思疎通」をするという事だ。

味方のシールドが減っているならシールドセルを分け与え、「弾がない」と言っているなら弾を分けるのだ。味方ための行動は自分のためにもなる。お前たちは運命共同体なのだ。

そして大事なのは目的地や敵がいた、ここを防衛するといった情報を仲間と共有することだ。「敵がいる」「ここを防衛する」「ここを探索する」といったスポットはショートカットに登録することで使う事ができる。忘れずに設定しておけ。

恋愛もそうだが、言わなければ相手には何も伝わらない。真の男になればベイブは向こうから寄ってくるが、真の男を目指す最中のお前は自分からベイブをパーティーに誘う必要がある。「ここに行きたい」「ここを守りたい」「このアタッチメントがほしい」といった情報はどんどん発信しろ。一期一会の即席パーティーで以心伝心や阿吽の呼吸に期待するな。そんな甘えはメキシコの大地では淘汰される。

また、このゲムで大切なのは「行先を指示する人」がいるかどうかということだ。おれ調べではこのポジションの人がいるチムはいないチムと比べて80割チャンピオンになりやすい。
何処へ行くのか、何処を攻めるのか…この意識が統一されていないチムは路傍のサボテン程度の価値しかない。
もしおまえのチムに支持する人がいなかったなら、おまえが指示する人になるのだ。真の男はあふれ出るリーダーシップを持つもの。おまえもやがてチャンピオンリーダーとなる。

7:生き残れ

おまえたちのチームは頑張ってチャンピオンなろうと協力して余生を過ごしたが、そこに邪悪卑怯極悪最低な敵チームが襲い掛かってきた。奴らは卑怯なので不意を突かれたおまえの仲間は二人ともノクダウンさせられた…そんなとき、お前はどうするだろう。

おまえは「戦う!おれは戦士だ!!ねげるものか!!!」というだろう。流石おれが見込んだ男だ。素晴らしい考えだ。だが間違っている。 

まず間違いなくお前は無駄死にすることになる。おまえがカラテマスターならあるいは…だが、現実的ではない。カラテができないおまえはどうするべきか。それは「逃げる」のだ。

おまえは「敵に背を向けるなんて男じゃない!!背中の傷は剣士の恥だ!!」と激高するだろう。安心しろ、お前は剣士じゃない。

勝てる可能性があるならば勿論戦うべきだが、勝てないと分かっている戦いを挑む程、愚かなことはない…アンブッシュしゲリラになるのだ。

また、このゲムは長く生き残るだけでランキングポイントが増えていくので、自分だけでなく仲間のためにもなる。薄情に思えるかもしれないが、生き残る事こそがチムのためにもなる。

チムが壊滅しても諦めるな。臥薪嘗胆だ!お前はチムの死を背負い、悲しさを目に宿す。より強い、深い男。「男の中の男」になるだろう。

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そしておまえはチャンピオンになる


おまえは賢いのこれら7つの教えを体得し、自分なりに消化する。そして明らかにチャンピオンへの道を歩んでいくことだろう。何かの間違いでチャンピオンになれないこともあるだろうが、気にするな。試行錯誤を繰り返すことでおまえはどんどん強くなる。死をおそれずに戦い続けろ。決して諦めないものこそが、最後に勝つのだ。

おまえはチャンピオンロードを歩み続けるので、いずれランクマッシでおれとたたかうこともあるだろう。あるいはともにチムを組み、チャンピオンになる日もくるかもしれない。
おまえとメキシコで会える日を、おれは楽しみにしている。

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