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海外企業Webサービスのローカライズがあやしい

「再びようこそ」

Bingチャットにて。

Bingチャット

“Welcome back.” がまさかド直訳のまま使われるとはなぁ……。
Google翻訳にかけると「おかえり」になるんだけど、それでもこの文脈では不自然に感じる。日本語の文字列リソースとしては不要ではないかと思う。

「オーダー」「ピックアップ」

こちらはAmazonロッカーにて発見。コンビニ受取もやや面倒になってきたため使い始めたサービスなんだけど、受取可能になったときのメール通知を見て、あやしい案内文を見つけた。

Amazonロッカー

ホーム画面では「Amazon」とだけ表示されているが、App Storeでは「Amazonショッピング」というアプリ名である。この点は問題ない。

ところが、アプリのメニューを見ても「オーダー」だの「ピックアップ」だのは存在しない。
日本語版ではそれぞれ「注文履歴」「集荷を開始」である。

受け取り時の操作方法は検索すればすぐ出てくるのに、このときはすっかり頭になく悪戦苦闘していた。荷物は無事受け取れた。

なお言語設定を英語にするとこう表示される。

英語の案内文

Amazonサービスでの文字列とも一致している。太字の部分はサービス内で統一されていなければならない用語なので、JSONか何かで文字列ごと一対一対応すべき箇所だろう。それなのに、全文を機械翻訳か何かが使われたかのように思われる文章だ。

所感

20年以上前に『VOW』のおかしな日本語ネタを読んで大笑いしていたときは、こういうのはレアケースだと思っていた。

今や海外のゲームアプリ広告では日常茶飯事だ。それだけではなく、大企業のサービスでもよく見かけるようになったのは残念でならない。

今回挙げた「違和感があるが、理解できなくもない」日本語は、これから許容されていくのだろうか? わかりにくくて不便なことも実際におこっている。笑ってスルーできる状況ではなくなってきていると僕は考えている。

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