ガンダム水星の魔女 総合感想

先日7月2日に「機動戦士ガンダム 水星の魔女」最終回が放送されましたね。

という訳で今回が去年10月に放送されたファーストシーズン、今年4月から放送されたセカンドシーズンの両方を含めた水星の魔女の総合的な感想を書いていきたいなと思います。


最終回はどうだったか?


まずはめっちゃ良かった!その一言に尽きます。物語としてもそれまで散りばめていた要素をしっかりとまとめきっていたように感じれました。


最終回前まで凄まじい展開に「これデスゲーム始まってません?」みたいな感じにキャラの大半が戦死する展開を予想していたんですが、いざ終わってみればむしろ逆で過半数以上の名在りキャラが生存しているという過去のガンダム見てもかなり珍しい作品となりました。(エランのような強化人間は過去作の判例を鑑みても死亡すると予測していたので生きていた時はめっちゃ驚きました、当然嬉しかったです)

そして何よりも最終回のサブタイ「目一杯の祝福を君に」アニメ一期のOP祝福の歌詞になぞらえて見事に回収してきましたし、内容もそのサブタイに違わぬハッピーエンドでした。


自称一ガンダムファンから見た水星の魔女はどうだったか?


ここからは最終回だけではなく水星の魔女全体の感想を書いていきます。

その前に自分のガンダム歴を語っていくと、僕が初めて見たガンダム作品はSEEDで特に意図したわけではなく漫然と土曜6時の枠でやっていたから見たというものでした。

SEED自体もとても面白くキャラクターの発言やモビルスーツの戦闘シーン、BGMなどどれも印象に残りましたが、その後に展開していたSEEDの続編であるDESTINYや同時期に展開していたZガンダムの劇場版、そしてZガンダムのゲームや習慣で発行されていたガンダムシリーズに関する情報誌など様々な要素が重なって自分はガンダムの世界観にのめり込んでいきました。

そんな私ですが水星一期が始まってワクワクしながらも見ていました。もちろん面白かったのですが学園ものという従来とは違うガンダム作品を描き方をしていたのもあってか物足りないみたいな感情をありました。

決闘というシステム上エアリアルが勝つんだろうなと予想できていたり、戦闘も数話に一回で基本的にタイマンというのが物足りなさに繋がっていたのだと考えます。

ただ自分のなかではガンダムの作品名を関している以上何処かで戦争が起こる、そう予測していました。一気の時点で地球の凄惨な状況が断片的に描写されておりその火種はありました。

一期最終回(12話)「逃げだすよりも進むことを」で主人公たちがいた場所をテロリストたちが襲撃するという展開になりその兆候はありました。

しかし、事態は自分の想像とは違った形で起こりました。

それが14話「彼女たちのネガイ」

この話では12話で主人公たちを襲撃したテロリストの少女たちが学園に編入しており更には学園でのオープンキャンパスが開催されていました。

その中でモビルスーツを使ったバトルロイヤルが行われ、そこにテロリストが自身のガンダムに乗り学園を襲撃するという展開でした。

この話は水星の魔女におけるターニングポイントになった回だと個人的に思っており、水星の魔女の中でも一二を争うくらい印象に残った回でした。

後、動揺しているセセリアちゃんが見れてめっちゃ新鮮でしたw

そしてこの回からそれまで水星の魔女と言う作品の中で散りばめられていた謎や伏線が少しずつ明かされていきました。

プロローグに出てたエリクトとスレッタは同一人物なのか?もしも違うとしたらスレッタは何者なのか?そしてその母親であるプロスペラの真の目的など…

ここからそれまでの「何かものたりない」と思う水星の魔女は終わりを告げ本格的に、そして今まで以上に引き込まれていったのかもしれません?

自分の中での水星の魔女ベストエピソードをチョイスするとしたら

14話 彼女たちのネガイ
15話 父と子と

になります。

その後も直下するジェットコースターの如く物語が進み、その度に「これ今後どうなんの!?」とか「いやいやこれ最終回までに収集つかないっしょ!?」みたいなことを思っていましたが、いざ終わってみれば見事なまでに綺麗に終わられることができたなと思います。

あえて難点を上げるとすれば戦闘シーンが少なかったこと。これに関してはあの作画カロリーと現在のアニメ制作の現場を考えたらやむを得ない所はありますが。それとミオリネ関係がもうちょっとほしかったなとも思いました。

ミオリネの母親がどんな人物だったのか深堀して欲しかったとか父親デリングとは2期以降目立った交流がなかったりなどそのあたり個人的にもったいなかったかなと感じました。

でもマイナス以上にプラスが多かったんですけどね!!!!

とまぁそんな感じで水星の魔女の魔女は終わりになりましたが、あの世界「アド・ステラ」という世界観での物語はまだまだ続けられそうだなと感じました。実際に今ガンダムエースにて外伝漫画が展開していますし。商業的にも大大好評とバンダイからの決算報告で上がってるようなので続編がありそうだなと考えています。てかあってくれ!!!!

もしもあるなら8月に開催される水星の魔女イベント「アスティカシア全校集会」で何かしら発表あると予想しています。

とこんな感じで自分でも想像以上に長くなってしまったしむしろ、もっともっと語りたいことがありますが一旦水星の魔女総合感想を終わりにします。

本当に充実した半年でした!!


この記事が参加している募集

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?