珍しく2連休があった。どこか行きたい。
宮古島への旅行を計画していたけど、台風が直撃するとの事で、金沢に行ってきました。

金沢に行くなら、兼六園と東茶屋町の志摩が絶対におすすめ！文化に触れる、って時空を越えた体験が出来る事なんだなぁと今更気付きました。

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行きの新幹線でわくわくする。

「どこに泊まる？」

安いドミトリーか、観光地までのアクセスの良いホテルか、豪華だが素泊まりの旅館か。

20代半ばくらいの頃、北海道でYUKIのライブがあった。市内のビジネスホテルは取れず、初めドミトリーに宿泊した。

山小屋みたいなほっとするあたたかさがあった。
4人部屋で2段ベッドがある。
同じ部屋には、友達同士であろう年配の女性が二人いた。仲良さそうだった。
彼女達が醸し出す穏やかなムードにいいなと思っていた。

冷蔵庫には、サービスで手作りのサンドイッチが入っていて、朝かじった。彼女達と、にこにこと重厚な木で出来たテーブルに着いて食べた。
それが楽しかったのだ。

ドミトリーのあの、ジャーニー感のある旅ムードが好き。

だからドミトリーでいっかな、と思ったが、私の中から声がした。

え～。金沢まで行くのに！
優雅に寛げるホテルに泊まりたい。
ゆっくりノートを書いて自己対話したーい！
朝ごはんをホテルで食べてコーヒー飲みたい！

うわぁー！

普段同じ生活リズムなので、気が付きにくかったが感覚が変化している！

感覚って、変化するんだ。

そこに初めて気が付いた。

これって些細な事のようでいて、びっくりするような事のように感じる。

私は優雅な気持ちになる事がしたいのか。

だから、最近ホテルニューオータニや、クリスチャン・ディオール展に行っていたのかもしれない。

こういう微細な変化って、旅に出て、普段自分にしない質問をしていく事で、気が付くんだなぁ。

豪華な旅館は、箱はきれいでも朝ごはんないなら中身が空っぽな感じがして、さびしいなと感じた。わたし的には朝ごはんとコーヒーがある事、個室で静かに過ごせる事が幸せにくつろげるポイントらしい。

金沢は、楽しかった。
魚市場があり、茶屋町があり、温泉もある。
活気もあるが、京都っぽさもある。寒い地域特有のしん、とした静けさもあり、いいところだった。

白鷺温泉も最高で、お風呂の底の石のつるつるした感触と湯質が相まって、入っていて鱗でも生えたかのようにぬるぬるして、気持ち良かった。

露天風呂は、簾がかかっていた。
そこから外の新緑が透けて見えて、空間が涼しげで、うるうるした透明感もあって、爽やかな健やかさがあった。

血行が良くなった事で、湯上がりは自分でも驚くほど肌が透き通って白くなり、驚いた。