苦しいから楽しい?

「おまえはもう負けている」
ちょっと前に一世を風靡したマンガ「北斗の拳」

その主人公ケンシロウの名台詞「おまえはもう死んでいる」

超有名なキメ台詞なので、知っている人も多いと思います。


さて、一般的に人はラクして成功しようと考えます。

特にインターネットは、家の中で1人でやるイメージが強いので

「非道徳な○○○な方法」なんてキャッチコピーを見ると

「ムラッ」と、きちゃう人もいるのではないでしょうか。(笑)


裏技的なやり方には根強い人気がありますが、ご注意ください!

ビジネスで努力を回避しようと思ったら・・・

その人は終わります。

逃げた時点で、目標を達成する意味がなくなるからです。


成功には必ず努力が必要だし、努力には苦しみも伴います。

しかし、そのような努力や苦しみがあるからこそ

壁を乗り越えたときには感動が生まれます。


逆に、もし簡単に乗り越えられる壁だったら、感動も無いでしょう。

つまり勝負の初めから、ラクをしようと思ったら負けなのです。

安易なやり方を求める心が、すでに勝負では負けている!ということです。


もし勝負の初めから、ラクをしようと思ったら

そんなあなたは・・・

「おまえはもう負けている」


達成感を求める心
あなたが考える楽しいことって何ですか?

例えば海外旅行に行ったり、好きな服を買いに行ったり

或いは、好きな歌手のコンサートに行っても楽しいと思います。


つまりここで言う「楽しい」とは、娯楽のことであり

娯楽に、努力は全く必要ありません。

もちろん、これを悪いと言っているわけではありません。


では、何を言いたいのかというと…

目標を達成して生じる「楽しい」という感情を

娯楽から生じる「楽しい」という感情と

分けて認識する必要がある!ということなのです。


目標を達成して生じる「楽しい」という感情は

何かを乗り越えたときに感じる達成感であり

このとき人は感動をその身で味わいます。


困難な状況というのは、人によって様々ですが、例えば大学受験

私は一浪して当時目指していた大学にやっとのことで合格しましたが

合格したときの嬉しさは、55歳の今でも鮮明に覚えています。


スポーツでも同じです。

毎日のトレーニングに耐えて、結果を出したときは

その人にとって大きな達成感と自信になっていることでしょう。


努力に対する結果が出ると、今まで苦しいと思っていたことが

逆に急に「楽しく」なります。

「苦しみ」が多い分だけ、結果として返ってくるからです。


しかしこれはあくまでやっている本人の感覚で

周囲の人にはその感覚は理解できません。

なぜ、そんな苦しみを伴いながら、努力し続けるのか?

きっと「変わったやつだ!」と思われていることでしょう。(笑)


ただ、それを行っている本人にとっては、それが楽しいのです。

私の弟は、私より5つ下の1965年生まれで

今でもボディービルをやっています。


本業は一流企業のMRなので、それなりに多忙だと思うのですが

それでも日々の過酷なトレーニングを欠かしません。

また、食事も厳しくカロリーコントロールしています。


無理すると身体に毒だから止めろと言っても聞きません…

好きなことで死ぬなら本望なのだそうです。

もう過酷なトレーニングが楽しみで仕方がないのです。


弟は大学時代、学生ボディービルのチャンピオンになっています。

主な戦績はそれだけですが、それでも立派な成功体験なのです。

こうなれば、止めても努力と行動を行い続けるようになります。