働きながらの妊婦生活で思ったこと。〜マタニティマークについて〜

娠していることがわかったのは昨年末。年明けすぐに産婦人科に行き妊娠8週であることが確定しました。

そのときの感情や状況についてはまた改めてまとめるとして、SNSやニュース系アプリでもよく見かける(議論になっている)マタニティマークについて、私も自分の考えを書いてみることにします。

<そもそもマタニティマークとは?>

厚生労働省のWEBサイトでは以下のように記載されています。

・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。

引用:厚生労働省「マタニティマークについて」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/maternity_mark.html

これを見て「妊娠したらお腹が大きくなるんだからマークなんか付けなくても気づいてもらえるよね」とか「わざわざマークつけてアピールする必要ある?」と思う人がいたら、妊娠〜出産までの期間と、その間の体調の変化について一度調べてみてください。

私自身、自分が妊娠するまで調べたことはなく、実際に自分が経験してみてわかったことでもありますが、一般的な妊婦さんは10ヶ月のうち、お腹が大きくなって、服を着た状態でも見た目で妊婦だとわかるくらいになるのは最後の3~4ヶ月くらいなもんです。
そしてお腹が大きくなる前の妊娠初期のタイミングが一番しんどい”つわり”がある時期です。

これを知っているかいないかで、マタニティマークの必要性や、目にした時の行動が大きく変わるのではないかと思います。

<私がマタニティマークをどう使ったか>

マタニティマークをつけて過ごしている女性のエピソードとして「席を譲ってくれた」「立っているだけなのにわざとぶつかられたり、舌打ちされた」など、良い話も悪い話もよく見聞きします。

なので自分が妊娠生活を安全に過ごすために、このマタニティマークをどう使うか考え、産休に入るまではこんな感じで利用してました。

・妊娠初期:かばんのできるだけ目立たないところにつけておく
・妊娠中期:かばんの外ポケットにいれておき、座れたらこそっとマークを見せるところに出す
・妊娠後期:つけない

これが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、結果として舌打ちされたりどつかれたりといったことは経験せずに済みました。

さて、なぜ時期によってマークの付け方を変えたのか。
理由は「体調が悪いときや優先席に座っているとき、言葉にしなくてもその理由を周りの人に伝えられるように」という目的でマタニティマークを利用していたからです。

〜妊娠初期〜

妊娠初期は見た目は普段と全く一緒。なのに体調だけが不安定。
だから万が一、急に貧血などで倒れてしまったとしても、マークを付けていなければカバンの中を開けて母子手帳を見つけてもらわない限り周りの人は自分が妊婦だということに気づかない。気づかなくてその後の対処が適切に行われなかったら怖いな、ということで妊娠初期は常にマタニティーマークをつけていました。(ただあまりにも堂々とつけるのは気が引けてカバンの下の方にぶら下がるくらいの感じで。)

私の場合は食べづわり(何か胃に入っていないと吐き気がする)だったので食べていれば吐き気も少し収まったのでほぼ通常通り出勤をしていましたが、これは妊婦のなかでもかなり体調がマシな方だと思います。

それでもこの時期の通勤電車はかなりしんどかった…
外を歩いてるときは平気でも、朝の混み合った電車に乗ってゆられると貧血やめまい、吐き気に襲われる日々。
こんなときにマタニティマークを見て席を譲ってくれる人には本当に心から感謝しました。座るだけで相当に楽なのです。

そしてももうひとつ感謝したのが、勤めている会社が在宅勤務も可能だったこと。電車に乗ってから体調が悪くなってしまったときは仕方がないので、時間をかけてゆっくり出勤してましたが、朝起きた時から気分がすぐれないときは在宅で勤務させてもらいました。これはこの会社に入って本当に良かったと思うことのひとつです。

〜妊娠中期の頃〜

妊娠中機に入って少ししてから、つわりがなくなりました。いわゆる安定期というやつです。この時期は電車に乗ってもほぼ問題がなく、立ちっぱなしでもそれほど辛くありませんでした。でも座れた時にはありがたく恩恵を受けたいので、その時だけカバンからマークを出して「私妊婦だから座ってます。許して!」と無言アピールしてました(笑)

〜妊娠後期の頃〜

妊娠5ヶ月くらいに、すこしずつお腹がふっくらしはじめ、7ヶ月くらいからは服の上からでもお腹が大きくなっているのがわかるくらいになりました。見た目で妊婦とわかるようになれば、そもそも私がマタニティマークを付けていた目的を、あえてマークで表現する必要がなくなったので、付けないようになりました。

<マタニティマーク、必要?>

そもそもですが、私は、妊娠していようがしていまいが、優先席に座っていようがいまいが、体調が悪そうな人や怪我をしている人が目の前にいたら席を譲って、譲られた側もお礼を言ってちゃんと座る、ということが普通になればいいなと思います。
(たまに譲ろうとして断られる人を見かけますが、善意を断られるのって結構悲しいし、しんどいですよね・・)

妊娠に関しては「妊娠は病気じゃない」という言葉がありますが、その言葉の受け取り方は人それぞれ。「病気じゃないんだからあなただけに気を遣うことはできない」と思う人もいれば「病気じゃないけど健康な人とは違う、だから気遣いが必要だよね」と思う人もいると思います。
妊娠してる側も、体調がいい人もいれば悪い人もいます。同じ人でも、一人目と二人目の妊娠で体調が全く違うこともよくあるそうです。

でも体調が悪くなるリスクは普通の健康な人と比べれば高いことは事実です。なのでそのリスクを言葉にしなくても表現できるマタニティマークは私は必要だと思います。

ただ妊娠したときにマークをつけるかどうか、またマークを付けている人を見た側の人がどう行動するかは、その人の考え方次第なので、自分が一番納得できる形で判断するしかないと思います。

願わくば、マタニティマークうんぬんで議論になること自体がなくなりますように。

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大原 瞳

Chatwork株式会社に勤務、インサイドセールスチームに所属。2018年7月13日から産休育休中。
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