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ノービザでも作成可能!タイで銀行口座作りに挑戦!(2019年版最新情報)(アユタヤ銀行)

近年のマネーロンダリングの増加などを背景に外国人における口座開設が困難になってきているタイ。

タイにはいくつかの有名な銀行がありますが、今回は【ノービザ】の旅行者(短期滞在者)でも作成可能な銀行口座の紹介をします

ネットで検索するとまっさきに出てくるのがバンコク銀行シーロム本店の口座ですが、そちらはあくまで支店判断ということ。
詳しくはこちら(3月中旬更新予定)をご覧ください。

そんな中、krugsri銀行(アユタヤ銀行)は、ノービザ旅行者でも短時間で簡単に銀行口座が開設可能です。2019年2月時点の最新情報を紹介します。

①krugsri銀行とは?

Krungsri(発音:クルンシア)銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループが77%株式を取得している、同行傘下の海外銀行です。
2015年に三菱UFJフィナンシャルグループがアユタヤ銀行を買収し、三菱UFJ銀行バンコク支店と統合してできた銀行であり、バンコク銀行、クルンタイ銀行、サイアム商業銀行、カシコン銀行に次いで、5番目に大きい商業銀行(資産規模ベース)になります。
一般的にはアユタヤ銀行として認知されていますが、現地呼称はクルンシイになります。
2013年3月時点、タイ国内支店は601ヶ所、海外支店は4ヶ所、ATMは4,388ヶ所あり、バンコク市内のだいたいのモール内でATMを見かけます。

②タイの銀行口座開設 必要なもの

1、パスポート
コピーを取られます。
2、口座開設手数料300BHTとカード発行料200BHT=500BHT
3、初回預け入れ額500BHT〜
現金でご用意ください。
3、タイ居住の住所(書類準備必要無)
ホテルでも可能とのこと。
4、タイで繋がる電話番号
50BHTほどで街中でSIMを買えます。

③口座開設のフロー

1、Krungsri銀行の窓口へ向かう
Krungsri銀行の窓口に行き、ノービザの非居住者専用口座を作りたい旨を伝えます。同行HPには非居住者用の口座開設に関しては記載はありませんが、どの支店でも当口座は作成可能とのこと(行員回答)。
しかし日本語デスクはバンコク市内だと3店舗(エムクオーティエ支店/バンコックトンソン支店/ジェイアベニュートンロー支店)のみ。他支店の場合はタイ語か英語での対応になります。

2、パスポートを渡す
行員が中身を確認し、いそいそと書類を何枚か用意してきて、ここに記入してね、と指示をされます。

3、書類へ記入

私が記入した事項は下記の通り。
・日本での職場の名称と住所
・日本での住所
・タイでの居所
・タイでの電話番号
・パスポートと同じ署名(10箇所くらい)

4、支払
初期手数料合計500BHTと、初回の預け入れ額500BHT〜からを渡します。※領収書もらえます。

5、通帳とキャッシュカードの作成を待つ
行員がなにやら記入してパソコンへデータを打ち込み、通帳とカードができます。機能制限の説明等をされて、合計30分ほどで終わりました。

氏名は実名ではなくPRIVILEGED MEMBERとなっています。
なお、15:30までに手続きを終えないと当日発行できないそうなので、14時までには銀行の窓口に行くことをお勧めします。

④作成できる口座の種類と機能

こちらの口座は、簡易な手順で口座開設ができますが、機能制限が多くあります。行員の方曰く、VISAを取得する際に提示を求められる【口座残高証明(国内口座でも可能だが、英文での残高証明書を用意する必要あり)】を提出ための口座のようです。
お取引可能な事項は下記写真の通り。

・入金
口座を作成した支店で入金、もしくは海外の銀行から送金。
下記写真は送金の際の必要事項が記載してあります。

・出金
支店窓口、同行ATM(手数料無料)、他行ATM(月4回まで無料)

・振り込み
窓口からのみ可能

・制限されている機能
インターネットバンク無、VISA機能無(カードにマークはありますが、デビットとクレジット機能無)、普通預金の利息無(6ヶ月以上の定期預金は組めるようです※現在は下記写真のレート)、海外からの出金不可

⑤メリット、デメリットのまとめ

【メリット】
・ATM使用手数料を節約
海外対応銀行口座(新生銀行やプレスティア(旧シティバンク))やクレジットカードのキャッシングを利用する場合にはATM手数料が200~30BHT/1回かかります。
・多額の現金を持ち歩かなくて良い
治安の悪いところでは3000BHTのために殺人事件などが起きており、同行ATMであれば何回でも使用無料の為、現金を持ち歩かなくてもすみます。
・小切手の受け取りができる
・残高証明書を発行できる

【デメリット】
・利息が付かない
・入金場所や方法が限られる
・何かあった際には基本的に窓口での対応
・クレジットカードは作れない(他記事では過去に可能とありましたが現在は不可のようです)
・デビット機能も無し

⑥普通の口座を作りたい場合には、、、、、

いままで説明した非居住者用口座では、いろいろな制限があり、実質のメリットはあんまりありませんよね。そこで行員さんに聞いてみたところ、、、

なんと500万BHT(現在のレートで1750万円)を預金することで、ノービザの方でも機能制限のない普通の口座を開設でき、なんとクレジットカードもつくれるそうです。
やはりお金持ちに優しい国なのでしょうか、、、、、。筆者は試すことはできなかったので、詳しい手続き方法はわかりませんが、500万BHT預金できる場合はぜトライしてみてくださいね。

なにはともあれ、年々銀行口座の作成やビザの取得も難しくなっているので、できるうちに様々な手続きをしておきたいものですね。

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