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「選び方学」の現在地

イノシシ柵の計画もオンラインショップの見通しも、事業計画書を書くことで規模感、スケジュール感がつかめてきた。いずれも今月末から来月中旬に節目を迎えるが、その後も事業計画書に立ち返って実施していけばおそらく彷徨うことはない。ただ、現在のルーティンの時間配分では遂行が難しいので、何かを切り捨てることになると思っている。その切り捨てる何かもリストアップできた。

問題は「選び方学」である。基礎選択→第一選択→第二選択の絞り込みの過程はこれで固定してみる。選択者にとって、選べる選択と選べない選択の仕分けも出来た。そこに、経験値やブラインドインフォメーションの概念がどのようにかかわるかもイメージできている。

そして今回、これが最後の専門用語となると思う「PEF比較法」なるものを創出した。選べない選択に直面したときに選択者が使用するツールとなるPEF比較法。これは、検証が不十分なので今後ケーススタディを重ねる。

「選び方学」にとっての大きな節目となるのは、2022年1月7日~8日。どうなるかは私自身も予想できないが、出来る限りに準備はしなければならない。イノシシ柵もオンラインショップも協業相手がいて話し合いながら進んでいく。でも、「選び方学」だけは孤独な作業。しかも形がなく概念だ。いつか仲間ができると思っている。

グーグル検索の世界になって、人類は「答え」を待つ忍耐力が低下した。「考える」から「探す」、つまり「思考」から「検索」へと脳の作業内容が変容し、思考力が高い=検索能力が高いとなってしまった。多くの課題に対する一定の「答え」は、インターネットの世界に既に転がっており、その課題について思い悩むことは時間の無駄であり、瞬時に「答え」にたどり着ける。そんな社会になっている。少なくともそんな不文律の存在を感じてしまう。確かにインターネットの世界に転がっている複数の「答え」に関して、熟慮を加え相対的により妥当な「答え」を一つに絞り込むことは「思考」を必要とするのかもしれない。「でも」と、どうしても「選び方学」は立ち止まってしまう。

「選び方学」が「行動経済学」に出会ってどのくらい経過するだろう?幸運な出来事だった。「選び方学」に居場所ができた瞬間だった。両者は、陰と陽の関係に見えてくる。「行動経済学」はマーケティングにも利用され、ノーベル経済学賞を受賞するような、いわば花形の学問だ。陽である。何せ、企業の生産性を向上させるのだ。ただ、あくまで、企業の、だ。日常的に企業から選択を迫られる消費者は、何を拠り所にこの企業との「選択ゲーム」に対峙すればいいのか?グーグル検索?いやいや、グーグル検索が、行動経済学の一部ではないのか?

グーグル検索が、空気や水のように当たり前の存在になればなるほど、人類の「思考」は変容をとげ、その反射として「選び方学」がその存在感を増すであろう。数年後かもしれないし、2022年1月かもしれないし、数十年後かもしれない。数年にわたる私のたわごとで終わる可能性だってある。そのくらいの時間軸で「答え」を思考し続けてみたい。

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