寝る前のメモ。
間に合わなかったので、納得するまでひとまず書いてみようと思う。
・・・
そこに行けば、何かが変わるだろうと身勝手な期待があった。
20代も後半にさしかかり、
少しばかり手応えのようなものも感じていた。
--目指したのは、新潟県・越後湯沢。
目的地は、自分へのご褒美としてずっと訪れてみたかった宿。
けれど、窓の向こうに聳え立つ山々を前にし、
なんだか急に下心を見透かされているような気持ちになった。
「それは一体、誰のための旅なのか。」
その問いかけに、自分自身のためだと言い切れない私がいた。
人間の力ではどうすることもできない広大な自然を目の当たりにし、
鎧のようなコーティングは解けてゆく。
どこか、気取ろうとしていた自分がバカバカしくなった。
「それは一体、誰のための旅なのか。」
帰路につく頃には、その答えが見えているのだろうか。
トンネルに入る電車。
車内が映る窓の向こうには、素顔の私がいた。
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