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未だに、友達の誘い方がわからない。


お恥ずかしながら、ひとを誘うことが年々むずかしくなっている。それがたとえ、友達であったとしても。

小学生の頃みたいに「今日遊ぼ〜!」のひと声がなかなかかけられない。(なんて思ったけれど、よくよく考えたら小学校のときから友達に声をかけた記憶があまりないかもしれない。)


高校生になってからは部活三昧だったので、バスケ部のメンバーと朝から晩まで一緒だったし、オフの日に遊ぶメンバーもルートもだいたい決まっていた。

大学生になってからは、サークルまでの時間を一緒にすごしたり、学校帰りにそのままごはんに行ったり。基本的には「これしたい(or たべたい or 行きたい)ねんな〜」「ほんなら行こっか」くらいの感覚でゆるっと遊んでた。

いずれにしても、どんなときも、常に声をかけてくれるひとが近くにいたのである。


社会人になってからは、どうなのだろう。

これまでの友達はみんな、わざわざ集まらないと会えない距離に暮らしていて、それぞれが働くようになったいま、「成り行き」で遊ぶことがほとんどなくなった。

追い討ちをかけるように、わたしが勤める会社は、リモートワークOK、自由出勤、同期なし。商店街に関わるお仕事。(=同世代が全くいない!)

忙しさを言い訳に遊ぶ余裕がない時期があったことは確かだけれど、そんな状況で1,2 年が経つと、ますます「誘う」ことのハードルが上がってしまったように思う。そして、玉手箱を開けてしまったように、取り巻く環境が違いすぎて共通の話題が思いつかなくなっている。


さらに、仮に友達を誘ったとて、わたしは仕事以外の話ができない。同世代の女の子達がひとつやふたつもっている「恋愛」のお話は、基本的に飲み会とセットなのである。聞くのは良いのだけれど、わたしには全く話せることがない。

仕事がたのしくて、とくにいまの環境に不満もないわたしは、だれかにできる話が限られている。また、ご存知の通り関西ではオチがないと話すことを許されない。ここのところ真面目な日々を過ごしすぎて、オチが生まれるような出来事がほぼほぼない。

結果的に、都合よくすごせる1人か、気を使わずに出かけられる親と動くことが増えた。もともと、1人で行動することは苦じゃないし、海外を訪れるのも問題ない。


ただ、ちょっとこれは、目をつぶったわたしが「25歳女子」であることを考えてみると、なかなかまずい状態ではないかと思う。

なるべく我に帰らないように過ごしてきたけれど、ついに、ハッとしてしまった。

(それでもいいと聞き役としてその場にいさせてくれる友達には心底感謝をしている。わたしが “おもろない” ということにも一定の理解があり、あの頃のままいじってくれる。)


つらつらと述べてきたことに関して、いまのところ対処法はわからないのだが、勢いで音楽コンサートのチケットを2枚購入してしまったので、否が応でも12月までにだれかを誘わなければならない。

最終的に「家族」というセーフティーネットがいるので、ひさしぶりに「誘う」をやってみようと思う。音楽好きの友達、だれがいたっけな。


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