まずはシャンプーから

 さて、まずはどこからいこう?と考えて、やっぱりシャンプーからかな?最初は流す時の手の動きかな?
 
特にサイドシャンプー派の人達。
 
美容師の使う技術の動きって、それまで生きてきた中では
殆んどやった事の無い動きが多い。なので最初の頃は上手い下手以前に「思うように手が動かない」

これはどんな技術を覚える時にも避けては通れない問題。

これを解決するには日頃から指をよく動かす事。ストレッチだね。指の全ての関節を前後左右によく動かして可動域を広げる。甲側に反るような動きや指全部を全開にする動きはかなり効果的。
 
これを癖みたいにいつもやってるとかなり滑らかに指が動くようになる。
 
で、ストレッチをしつつ、肝心な流す時の動き
 
シャワーをあてながら手を動かすんだけど、この時一番最初に気を付けるのが身体の向き。
シャンプーボールより椅子側に立つんだけど、この時に椅子と自分の骨盤が90°になる様にする。御客様の横に立つ形になるので骨盤が90°じゃなく平行に近くなると、途端に手の動きが悪くなる。手の動きは悪くなるのに身体は楽になる。
 
これが上手く動かない原因の一つ
 
腰から上を捻るようにして曲げるので慣れないと腰が辛くなる。辛くなるからだんだん平行に近い立ち位置になって、身体を楽にする様になる。身体を楽にするから手が上手く動かなくなるんだけど、身体は楽だから上手く動いていない実感はないんだよね(平行になると立ち位置が椅子からシャワーボールの真横位にずれる現象もおこる)。
 
反対に身体が辛い体制でも手は上手く動いてるんだけど、これも最初のうちは上手く動いてる実感はない。

だからとにかく骨盤と椅子の角度を常に注意するのが大事。この体勢をキープ出来るようになってから手の動き。
 
シャンプーや流す時の動きは手を上下振るんだけど、最初は練習中に「力が弱い」って言われると大体肘から先全部に力が入る。こうなると手は振れなくなる。
 
こうならない為に最初に書いた「手を上下に振る」の正しい動きを覚えておくと後が楽。
 
肘から指の付け根の半分を中心に、手が下がったら肘が上がる手が上がったら肘が下がる。この動き。
 
この動きをキープする様にする。

でもこれもやってみると左手はこうならない事が多い。
左手は中心がもっと肘側にずれた様に動いちゃう。
こうなると左の方が力は弱く上下の動きも狭くなる。

これは普段左手をあまり使ってないから。
右利きの人は普段無意識に右手をかなり多く使う。掴んだり、持ち上げたり、伸ばしたり、回したり、引っ張ったり
左手は殆んど持ったモノをそのままキープする位しか使ってない。だから動かない。

左右を同じに動かすようにするには、左手がどんな風に動いているかに意識を向ける事が大事(もちろん両方上げて両方下げるって事じゃないよ)。
 
これが出来ると左右でシャワーの持ち手を変えて、頭の左右を均等に流せたり、洗えたりも出来る様になる。
 
シャワーの持ち手を変えないで片方の手だけで流す人もいるけど、洗う時には左右均等に使うので、やっぱり流す時も左右スイッチさせた方が洗うのも上手くいくね。
 
長くなるので今日はその辺で👋
※質問はコメントで貰えれば答えます。

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