見出し画像

困難に打ち勝った経験

 毎朝、書く朝活に参加してこの記事を書いています。書くことを自分に強制する場があることで、継続できている私なのでこの場があることは、本当に有り難いです。
今日は何を書こうかな?と迷っている方のために、こんなテーマで書くのはどうですか。と参考テーマを提示してくれるのもまた有り難いんです。
本日のテーマは『困難に打ち勝った経験』今日は、このテーマを採用して書いています。


 この3月に早期退職を決めた私ですが、34年勤めた教員生活の中で一番辛かった時期があります。それは、病休を取って休んだ時。
とにかく学校へ行きたくなかった・・・
休みたかった。休むためには、理由が必要だ!ということで、心療内科のドアをたたいた。
そして、医師に事情を話し、診断書を書いてもらい職場へ提出したのです。

学校へ行けなくなった理由は、いろいろある。ここではその理由を述べるのは割愛しますが、この時不登校で休んでいる子ども達もこんな気持なんだろうか?と当事者になって初めて気づくことがありました。

医師からは、精神安定剤と眠剤を処方してもらい、「とにかく自分が楽しいと思えることだけをやりなさい!」とアドバイスをいただきました。
早速、スイミングクラブに入会し週3日泳いでは、サウナで汗を流しました。運動することは、ストレスを軽減する方法としては有効でした。

公民館の中にある図書館に行き、物語や小説、ノンフィクション、詩集等、読書三昧の時間を過ごし、図書館で茨城のり子さんの詩に出逢いました。

自分の感受性くらい  茨城のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


「自分の感受性くらい」に出逢った私は、何度も何度も読み返しました。
辛いときや迷ったとき、弱った自分が再び前に進んで歩んでいこうと思える、道しるべの存在になっていました。
この時から私は、「自分の感情は、自分で守る!」と断言して貫いています。

病休を取って休んだ期間は、私にとって必要な時間でした。しっかり体をメンテナンスし、精神的にも成長できた期間でした。この経験があったからこそ今の私がいます。

「自分の感情は、自分で守る!」んです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?