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北極星(にぬふぁぶし)を目指して!

郷里の沖縄を離れて東京で大学生活を過ごした私
私が、沖縄出身だと知ると周りの人達が、色々と沖縄のことをたずねてきました。
その当時の私は、沖縄のことを何も知らず、聞かれたことに答えられない状態でした。
東京に憧れて出てきた私でしたが、沖縄を離れて外から沖縄を見ると、初めて沖縄の良さに気づいた次第です。

沖縄いいところだったんだ!

それからの私は、沖縄について色々と調べました。
沖縄の自然はもちろんのこと。
伝統文化、歴史、衣食住等々

大学生だった私が、一番感動したのが
「てぃんさぐぬ花」という沖縄の歌です。
1.
てぃんさぐぬ花や
爪先ちみさちに染すみてぃ
親うやぬゆしぐとぅや
肝ちむに染すみり

2.
天てぃんぬ群むり星ぶしや
読ゆみば読ゆまりしが
親うやぬゆしぐとぅや
読ゆみやならぬ

3.
夜ゆる走はらす船ふにや
子にぬ方星ふぁぶし見当みあてぃ
我わぬ生なちぇる親うやや
我わぬどぅ見当みあてぃ

(歌詞の内容)
1.
ホウセンカの花は
爪先に染めて
親の言うことは
心に染めなさい

2.
天上に群れる星は
数えれば数えきれても
親の言うことは
数えきれないものだ

3.
夜の海を往く船は
北極星を目当てにする
私を生んだ親は
私の目当て(手本)だ

(この歌詞は6番までありますが割愛しますね。)

東京で一人暮らしを始めたころ、ホームシックになることも度々あった私
その時に、この「てぃんさぐぬ花」の歌が、私を励ましてくれました。

空を見上げたら北極星が見えます。
この空は、沖縄まで繋がっているんだよなぁ、、、

天の中心でブレることがない北極星(にぬふぁぶし)
辛いことがあった時には、いつでも空を見上げて北極星を見つめたものでした。
今でも、夜空を見上げたら自然と北極星を探す私です。
心の糧になっています。


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