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ダイエットで自分は変わる(14)便は語る

体調やパフォーマンスの点から、現在のところBMIは19でちょうど良いと感じている。体脂肪率12%を切るくらいで、ある程度締まった痩身は野生っぽい。体重が+6kgくらいだった以前に比べると「内臓が軽くなった」のを実感する反面、持久力は低下していると思う。野生はどちらかというと瞬発力重視で、長時間の運動には不向きなのかもしれない。

体重を上下させる要因
いちばんが水分の出入りであることはこれまで何度か述べてきた。毎回の体重測定では汗をかいたり、液体を飲みすぎただけで細かい上下が繰り返される。ただ長く計測を続けていると、その上下の中にも数日単位でトレンドのようなものが見えてくるようになる(相場感)。僕の場合は月曜日から徐々に減少していっていったん週末に下げ止まり、月曜まで緩く戻す。というパターンが多い。だいたい2kgぐらいの幅で動いている。これはもう、週末が天啓に導かれやすいからだ。糖質の神が微笑んでいるのだ(相場勘)。  

どう向き合うか
意外なことに、炭水化物を減らしていく過程で自分はパン好きだということを発見した。我慢する気はないので、土曜のランチは美味しいパンとワイン、というメニューを選択してもいいことにしている。以前はかなりいい加減なパンでも割と平気だったが、今はある程度の水準に達していないものは食べる気がすっかり失せた。そうすると、割と時間のある週末に焼きたてを買いに行くことになる。ただし、チートデイのように「決め事」として設けず、店や内容を変化させて習慣化しないように工夫している。また社交やデートなども週末にあることが多いので、特に制限をせずに相手に合わせて食事やデザートを摂ったりもする。有意義な付き合いなら内容を細かく吟味していない。こってりしたラーメンや丁寧な仕事が施された料理の享楽性を味わうことも人生だと思う。

このような週単位の緩やかな上下を繰り返し維持できる最大の理由は、実は習慣化でも鉄の意志でもない。炭水化物を摂った後の通便にある。便が少し粘性を帯びて柔らかくなり、すっきりと良い気分にならないのだ(ただし便秘傾向では糖で便通が改善する場合がある)。量も増える、臭いもよくない。まったくすさまじい有様である。不本意な食生活を止められない方は、便に対して素直に向き合ったらどうであろうか(尿の臭いを確かめる、に続く下ネタだ)。そんな便に、あなたは我慢できますか?

新しい週が始まると、いつもの自分を取り戻し、少しほっとする。

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