Tany

関東で3歳と0歳、2人の男児の育児を日常とする育休中の母。 子どもに向き合うことは、人…

Tany

関東で3歳と0歳、2人の男児の育児を日常とする育休中の母。 子どもに向き合うことは、人生を高める修行のようなものだと思っている。

最近の記事

親も子どもと一緒に育ちなおせるか?

子どもを産んでから、わたしの心は不安定になった。というか、もしかしたら心の硬直が解けたのかもしれない。 産後うつ的な症状なのかもしれないが、子どもを産んでから、嬉しかったり悲しかったりの感情が高ぶってよく涙を流した。 流す涙の理由は、自分自身のお母さんに会いたいという気持ちが溢れてくるからだ。そんな気持ちは大人になってからは感じたことはなかった。多分封印していたんだろう。 わたしには親がいない。 記憶もあやしい幼児期に両親は離婚し、親と離れて暮らしていたからだ。連絡先も知

    • 子育てをすると自分の心の弱点が見えてくる

      わたしは子どもを愛するとき、時々、変な心情になる。 というのは、共感力が強すぎるのか、子どもを抱っこするとき、まさに今自分が母親に抱っこされているかのような気持ちになって満たされるのだ。 子どもがママといって泣いているとき、わたしも子どもを抱っこしないとソワソワして落ち着かない。子どもがワガママを言って甘えるとき、わたしも親の許容を試す酸っぱい気持ちになって、そのワガママを笑顔で受け入れられたら、わたしも嬉し恥ずかしいような気持ちになる。 これは、いつもというわけではなく

      • 健診でモヤったこと 本人の前で悩みを相談できるか

        長男の3歳児健診を受けた。 結果は発育に問題なしとのことだった。でも、事前に家庭で行うべきだった視力検査がうまくいかなかったので二次検査行きとなった。 3歳児健診でモヤったことを記録しておく。 1つ目は栄養相談について 事前の記入シートに日頃食べているメニューを申告する項目があり、それを見て栄養士が指導を行う形式だった。 そこで栄養士は、朝食に野菜がないと言うことに焦点を当てて指導しだした。ちなみに昼食夕食ともに野菜もタンパク質もしっかりとっているのにだ。 栄養士は、

        • 外出中の男児のおトイレ 補助便座がないときどうする?

          3歳長男はトイレで排泄できるようになった。 わたしと子どもだけの外出先で、おしっこ!我慢できない!!となったとき、誰でもトイレに補助便座がなくて困ったことがある。 トイレで排泄ができるといっても、大人用便座は落ちそうで怖いのだそうだ。ママが支えてるからと言っても、怖いからヤダという。 そのときにいたのは新しい市の施設で、閉館間際だったのであまり人がいなかった。 息子は立ってならおしっこができるので、男性用トイレなら自分一人でも大丈夫だ。 息子はひとりで男性用トイレに行く

        親も子どもと一緒に育ちなおせるか?

        • 子育てをすると自分の心の弱点が見えてくる

        • 健診でモヤったこと 本人の前で悩みを相談できるか

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          離乳食にかんする疑問 ーーチェックリストには無理がある

          次男は生後7ヶ月になった。 離乳食を進めているが、食べるのは好きなようで、与えればなんでも食べるので楽だ。 離乳食で食べる練習をするにあたっては、お腹が適度に空いていて、かつ、まだ眠くないタイミングを見極めるのが、一番大事なんじゃないかと思っている。 食べないときは食事の質に原因を探るより、今回はタイミングを逃したと、さっさと諦めるよう心がけている。 長男の時は離乳食がすごく大変だった記憶がある。はじめての育児だったせいもあるけど、もしかしたら、すごくおっぱいを欲しがる子だ

          離乳食にかんする疑問 ーーチェックリストには無理がある

          完璧主義には子育ては辛すぎる件 科学技術で自然は制御できない

          親戚づきあいや近所づきあいもあまりない環境で育ったので、わたしは30歳を過ぎてから初めて、姉が産んだ赤ちゃんを抱っこしてミルクを与えた。初めて身近に、生命の塊のような赤ちゃんを感じ、日々成長していく姿に感動したものだ。 つまりわたしは、30過ぎまで子育てのやり方を自然に習得する機会はなかった。現代はそんな人ばかりなんじゃないかな。初めて抱っこする赤ちゃんが自分の子であるケースとかもあると思う。 さて成長の過程で子育てに触れる機会がない場合は、自分が親になるその時、どうやって

          完璧主義には子育ては辛すぎる件 科学技術で自然は制御できない

          育児の時代変化にびっくり ーーアレルギー対応について

          長男と次男の年齢差は3つ。たった3年の間に離乳食の進め方の常識が変わっていた。 長男のときは育児書を新刊で買っていろいろ勉強したのだが、次男のときは経験があるので分からないことがあるときだけ3年前に買った育児書を開いていた。 次男の生後6ヶ月末の健診で離乳食のすすみについて話題に上がったのだが、医者に教えられて驚いたのが食物アレルギーに関してのことだ。 3年前には、アレルギーを起こしやすい卵は離乳食中期(7ヶ月ごろ〜)から与え始めることになっていたが、今では離乳食初期から

          育児の時代変化にびっくり ーーアレルギー対応について

          赤ちゃんは注視することで好きを表す

          放送大学の乳幼児心理学によれば、産まれてすぐの赤ちゃんが何に関心があるかを調べるためには、赤ちゃんが何を注視しているかを観察する手法があるらしい。より長く見つめたものほど赤ちゃんは好きだということ。 他には、脳の電位的な活動を計測したり、脳の血流の酸素濃度を計測したりする手法もある。 赤ちゃんは好きなもの、関心があるものを見つめる。 これを知ると、喋らない赤ちゃんと2人きりの日常を過ごす中で、赤ちゃんからじっと見つめられるだけで好きだと表現されていると感じることができる。

          赤ちゃんは注視することで好きを表す

          我が子のウンチのお世話に対する心理的負担の変化

          生まれたばかりの赤ちゃんは、丸ごと全部かわいい。 日に何度もオムツを交換するし、やわらかいウンチがたびたび出てくるから、手にウンチが付くこともしばしばある。ウンチを漏らした赤ちゃんの服を手洗いすることだってしょっちゅうだ。 わたしはそのときウンチを触っても嫌悪感は感じない。自分の赤ちゃんだからなのかな。 一方の夫は、第一子の赤ちゃんを抱っこするとき、よだれが自分に付いたらアルコールウエットティッシュで拭きとってさえいた。それを見てわたしは「長男ちゃんのよだれはキレイなんです

          我が子のウンチのお世話に対する心理的負担の変化

          親をメロメロにする赤ちゃんの魔法が解けるとき

          先日も書いたが、わたしは親バカと言われている。 子どもは基本的にとてもかわいい。もちろん3歳の長男の言動によっては怒ってしまうことはあるが。 そんなわたしにも長男がかわいく思えなくて悩んだ時期があった。その頃は、長男のわがままに心底イラついたし、子どものわがままに対して「わたしを苦しめるためにわざと意地悪をしているのでは」とさえ思った。 駄々をこねる姿をみると必要以上に厳しくあたったり、わざと意地悪をして甘えを受け入れないこともあった。 お互いにとって、それはそれは苦しい

          親をメロメロにする赤ちゃんの魔法が解けるとき

          2人目育児で経験を積んだわたしから、3年前の自分に伝えたいアドバイス2

          【ネンネについて】 第一子の子育てで苦労したのが、ネンネ関係だ。 長男は寝るのが苦手な子なのだ。1歳過ぎまで夜中に何度も泣いて起きて授乳していたし、2歳になっても夜中にふと目が覚めたときに隣にわたしがいないと泣いて呼んだ。3歳になっても、寝ぼけて起きたとき、わたしのところに覆いかぶさってくるのはしょっちゅうだ。隣に母がいなくても眠れるようになるのはいつだろう。 ゼロ歳代は夜中の授乳が頻回にあって、わたしは連続した睡眠がとれたことはなかった。 ネンネトレーニングの本を買って

          2人目育児で経験を積んだわたしから、3年前の自分に伝えたいアドバイス2

          2人目育児で経験を積んだわたしから、3年前の自分に伝えたいアドバイス

          長男と次男のは年の差は3歳だ。わたしは晩婚で、長男を産んだのが34歳だった。次男は37歳で産んだ。 この3年の間に、わたし自身の体力がすごく落ちているのを感じている。子育てにおいて3年の差は大きく、1人目と段違いに疲れているのである。 だから次男のお世話では、なるべく無理せず体力を消耗しないように、自分が楽できるようにやり方を変えている。2人目の子育てなので、手を抜く加減も分かってきたからだ。 長男の時にはすごく真面目に細かなことにこだわって頑張っていたと、今となっては思う

          2人目育児で経験を積んだわたしから、3年前の自分に伝えたいアドバイス

          親をメロメロにする子どもの魔法と有効期限

          わたしは夫から親バカだと思われている。 かわいいかわいい、大好き大好きと、子どもにしょっちゅう言っているからだ。子どもには親をメロメロにさせる能力があるようだ。ほとんどの母親は、自分の子が世界一かわいいと思っているんじゃないかな。 長男が2歳を過ぎた頃、職場関係の自分の親世代の女性と子育てについて話をしていて、魔の2歳児のイヤイヤ期について聞かれたことがある。 彼女には娘さんがひとりいて、その娘さんには小学生になる息子がいる。娘さんはわたしと同年代だ。娘さんは子どものイヤイ

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          子育てにおいては言葉が発達するほどコミュニケーション不全となるようだ

          言葉の通じない異国に一人で出かけるとしたら、、、。周りの人とコミュニケーションが取れないのは不安だ。目的地にたどり着けるか、危険な目に合わないか、心配事は山ほど浮かんでくる。 一方、産まれたばかりの赤ちゃんと親は、言語ではコミュニケーションできない。当たり前の話だが。 でも、赤ちゃんは相手を見つめるとか、泣くとか、泣き止むとか、手を掴むとか、笑うとかの行為によって、親はあやしたりお世話をすることによって、親子は気持ちを交換できるように感じている。そこには、言葉の通じない異国

          子育てにおいては言葉が発達するほどコミュニケーション不全となるようだ

          子どもの名付けプロセス 我が家の場合2

          前回は長男の名付けについて書いたので、ここでは次男の時の状況を残しておく。 次男の妊娠中は最後までほとんど性別が確定しなかった。 赤ちゃんがまだ小さい頃の超音波画像で、医師に「たぶん男の子だと思うけど、はっきりしない時期だから、次回またチェックしてみてね」と言われて以降、ずっと下半身が超音波から見えにくい体制でお腹の中にいたからだ。 次男の妊娠発覚直後、わたしは何となく、お腹の子は女の子なのではないかと思っていて、ぼんやり女の子の名前を考えていた。しかし、お腹の人はどうや

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          子どもの名付けプロセス 我が家の場合

          不安定な妊娠初期を超え、性別がわかる頃には妊娠生活にも慣れてくる。次の楽しみは子どもの名前を考えることだ。 親から子への重要な贈りものである名前。責任の重大さに気負いながらも、未来に向かってワクワクする感じが懐かしい。 いざ、自分の子に名前をつけようとするとき、他の人たちがどのような検討プロセスを経て結論にたどり着いたのか参考にしたかったのだが、あまりそういった情報がウェブ上になかった。 なので、ここに我が家の場合をまとめておく。 なお、このプロセスで良かったのかどうかは

          子どもの名付けプロセス 我が家の場合