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まって!いったん待って!そのES!

「私は人に役立つ事がしたいんです」

「私は誰かのためにありたいんです」

「私は誰かを笑顔にしたいんです」

「私は他者貢献したいんです」

「私はこの会社に入って自分を成長させたいんです」

だから御社が良いんです。


まって!ちょっといったん待って!そのES!いや、志望理由!

分かる、私はそう書いた!

だって、

「あなたはなにがしたいの?」

「どんな時が幸せ?」って聞かれたら、

「沢山の人と会いたい、思想が知りたい」とか、

「友達の笑顔をみれたらだいたい辛いこと乗り越えられるなぁ」

とかなるもん!

いや、全然だめじゃない!むしろ良い!私は思う!

でもね!破滅の呪文くるよ!

「それ、よその会社でもよくないですか?」

・・・・・。

「誰かの役に立ちたい」って思ってるのに、それでお祈りメールもらったら、傷つくよなぁ。。。

多分、多くの就活性がガクチカとか自己PRを見直す方向に行くのって、

「他者貢献」自体悪い事じゃないって思ってるからのかもしれない。

うん。悪い事じゃない。

でも、人事からしたら、こう思うんじゃないだろうか。

「全ての企業は『他者貢献』したいと思ってるよ。ウチだけじゃないよ?」

このトリックは、『学生』対『社会人』にある。

『学生』の時は、誰かのために何かをすることが特別な事だった。

だって、進学も勉強も、自分のためにする事だから。

でも、『社会』は 自分のため + 相手のため にあることが普通になる

なぜならば、社会の中で役割を持つことが『社会人』だから。

だから、『誰かの役に立ちたい』は確かに、素敵な考えではあるけど、

多分社会人の共通の価値観なので、当たり前すぎて志望理由にはならない。


あと、『誰かの役に立ちたい』論に関して追記は2つ。

①『誰かの役に立ちたい』と本気で思ってる人が抱く罪悪感
②『誰かの役に立ちたい』っちゃ立ちたいけど、本心は安定とお金とライフワークバランスがいい企業に入りたい。でも、BtoCメーカーってなんか『誰かに寄り添う』とか『お客様の笑顔のために!』が多いから、良い感じの事言わないといけない気がするねん...。って人。

まず、①の人の罪悪感の話し。

※あくまで私の感想です。

『誰かの役に立ちたい』って本気で心の底から思ってる人。優しい人です。

大好きです。

『問題解決したい』

『お客様の課題・悩み、問題に寄り添って考えたい』

『悩んでるならサポートがしたい』

『笑顔にしたい』

心の底から思ってる人。あなたが抱えてる矛盾や罪悪感は、

『誰かの悩みや問題でお金をもらう』という行為を仕事にする

ことではないでしょうか。

悩んでいる人を救いたいし、減らしたいのに、その人たちの存在でご飯を食べていくという矛盾ではないでしょうか。

結局は、お金欲しさに誰かの悩みに寄り添うんだ。

自分は偽善者なんじゃないだろうか。

そう、自分を責めていませんか?

無責任ですが、声を大にして言います。

世界はそれをWin-Winっていうんだ。

だれも、ボロボロのお医者さんに「助けて」だなんて言わないし、

「いいよ!いいよ!私あなたのおかげで助かったの!もらって!」

っていう、感謝の気持ちが「お金」です。

まあ、でも、学生のときは誰かに親切にしてもお金なんて介在しませんでしたもんね。優しい人は優しいという行為があたりまえになっちゃいますよね。

あ、マズローの5段階欲求説で、自分が満ちて、初めて利他的であれる

とありますが、あれ、同時進行可能だそうです。

(段階ってあるとステップアップみたいだなって思っちゃってました)


大丈夫です。あたりまえに優しいあなたでいてください。

あとはそれを志望理由にはせずに、

①「ありがとう」って言われたら嬉しくなるのがどこの業界なのか
②相手のために自分が何が出来るか
③自分は相手にどう役立ちたくて、そのサービス(お金でも食べ物でも機械でも人でも)があるのはあなたの会社で、特にこれ(具体的に)があるのはあなたの会社なので御社がいいんです。

と、自分がその会社のなにが好きなのか、を言えたらいいのではと。

「この製品に私が救われたから!未来に残したくて!」とか

「○○さんのおっしゃってた内容で、こんなマインドの社員がいるんだ!って思って」

とか、その会社ならではの、自分が好きって思った事をお伝えになったらよいのではと、私は思います。

ほら、「○○って左目の下5mmのところに泣きぼくろあるよね!」

「だから好きなの!」みたいな。

そしたら「お、自分めっちゃウチの事みてくれてるやん♥︎」ってなる。私は

なんでしょう。「あなたは目と鼻と口があるから好き!

って言ったら。「いや、全人類みんなあるやん」ってなるやん。うん。

という。利他的でありたいが故に困ってる人への分析。


②の人。

『誰かの役に立ちたい』っちゃ立ちたいけど、本心は自己能力向上したい!安定とお金とライフワークバランスがいい企業に入りたい。でも、BtoCメーカーってなんか『誰かに寄り添う』とか『お客様の笑顔のために!』が多いから、良い感じの事言わないといけない気がするねん...。って人。

あなたの本心は、自己を満たす事じゃないかい?

お金が欲しい。残業好かん。安定がいい。自己成長。

最高やん。働くモチベーションが自分の為ってむっちゃ最高やん!

いや、わかるよ、多分利他的な人もだれか笑ってくれる事が自分の幸せでもあるから自己を満たす事ではあるんだけど、他者の存在が必要やん?

その点、自己向上心とか、挑戦とか、どこまでも自分、自己責任で誰かと競争できる、働くモチベーションが自分の為って、誰にも迷惑かからんし、誰かに期待せんでもええし、羨ましい!ええやん!

会社も慈善事業じゃないから、売り上げのばして会社の利益増やしてくれる人欲しいって!無理にええ感じのこと言わんでもええと思うねんけどなぁ。

ただし。

自己能力向上したい!安定とお金とライフワークバランスがいい!

これも。全人類の共通の価値観です。あたりまえ。きっとほとんどの人思ってると私は思う。

だから、志望理由にはならない。

「僕は目と鼻と口があるから良いと思うんです!

って言ったら。「いや、全人類みんなあるやん」ってなるやん。うん。

・・・。となるのかなぁ。

いっそ、NO1にします!とか、売り上げに貢献します!とか、言い切ってみては?どうだろうか?そこまで熱意があるなら...。と。

「僕は僕にしかない目と鼻と口の配置だからできる顔芸で一生あなたを笑わせてみせます!」

って言ったら、

「おう、やってみ。」ってなりそうな...。

んー。どう思います?

立ち止まって、ES考えてみましょ。私も考える。


「誰かの役に立ちたい」という優しさも、

お金や能力の「自己成長」も、

目的やその下の根底にもってくる必要があって、

好きな事は、幸せである条件は、

モチベーション(どんな辛い状況も仕事も乗り越えられる)を伝える為の、示す為の根拠でしかない。

だから、それが志望理由にはならない。

と、私は思います。





みんなのnoteすごいなぁ。

解決策とか、ためになりそうな情報多い。

いずれそうなります!期待しててください!

とりあえず今は、「分からないことを分からない!」って考える

現場の生の分析を書く事にします。


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