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「正直不動産」を見て学んだ、賃貸契約のときに気をつけること&不動産用語

こんにちは、不動産屋の息子です。

父は不動産屋をやっていて、小さい時は事務所の奥で遊んでいました。(ヒマだったので図面の裏紙を使って絵を描いていたのは今に繋がっているのでありがたい…)

そのくせに不動産に関する何の知識もなく
昨年、初めて不動産屋に行きました。(客として)

最近、不動産屋さんと仕事(デザインや場づくり)でご一緒する機会がすごく多く、その度に「会話の中に出てくる用語とか、不動産の仕組みがよくわからない…!」ってなってて…

相談したら「正直不動産」というドラマを教えてもらったのでNHKオンデマンドに入って全話見ました。(胃腸炎にかかったおかげで全話一気に見れた)


不動産業界が舞台のドラマ。色々学べて面白かったので、ここから学べた賃貸契約時に気をつけた方がいいこととか用語を書いておきます。


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◼️賃貸契約時に気をつけること


まず、基本的には
契約時には以下のことはマストで聞く。

・周辺状況
・管理状況
・耐震基準

その上で、基本的に契約時に書類は全てしっかり目を通すようにして、しっかり確認すべきことを確認する。例えば…

・大家さんがヤバいやつじゃないか

ドラマでは、嫌がらせをさせて即退去させて新しい人に入ってもらって敷金礼金を稼ぐクレイジーオーナーが描かれていました。物件情報のところに「備考欄:短期間での入退去多し)」ってあったりしたら確かに理由聞いた方がいいよね。

・原状回復に関する特約

例えば、入居時の備品を捨てたら敷金帰ってこない。みたいな。契約書に記載あるのでよく読む。

・ペット可かどうか

飼ってる場合はまず聞きましょう。

・事故物件かどうか

発見が遅れて長期間放置された場合、「事故物件」となるみたいです。(自然死や不慮の事故は別)

どこまで正確なのかよくわかりませんが有名な情報源はこれですね

・保育園が近くにあるか

日中家にいる時間が長くて音を気にする人は注意ですね。お子さんがいる場合は逆に近くていいですね。

・隣に騒音の人が住んでいるか

例えば、ヘビーメタルバンドのギタリストがなりふり構わず音立てて練習しまくってるとか。引っ越せおばさんが住んでるとか。

・欠陥住宅ではないか

ドラマでは、「築5年でリノベーションされた」という情報から欠陥ありでは?と言って、インスペクターという技術者が住宅診断を行うシーンがありました。

傾きとかも、内見の時に違和感がないかチェック必要ですね。ちなみに余談ですが、三茶のエニタイムは斜めっているのでダンベルを置くと転がってしまいマッチョに当たってしまうことがあります(欠陥住宅というかマットの問題だと思いますが)

・近隣に高いビルがたつ計画

高いビルが建設予定でそれが伝えられてなくて景色が見えなくなるケース..。日照権は認められることがあっても、眺望権が認められることは稀みたいです。ドラマでは、富士山の景色を望む入居希望者に対して「眺望がいいと言ったけど富士山が見えるとは一言も言ってない」というシーンがありました。

ちなみに、昔住んでいた実家は、すごく日当たりが良い家だったんですが、家の目の前に高い建物ができて全く日が当たらなくなって最悪だったので、自分は日当たりを超絶重視しています…。

・近くで新しい建物工事が始まる予定など

これはドラマ内ではなく、知人の話なんですが、引っ越して数日後に、ポストに「横の土地でこれから2年間工事しまーすッ」みたいなハガキが入っていたらしく絶望したらしいです。新しい近隣の工事の予定、聞きましょう(ずっと工事やってるとマジでしんどいですよね)



これホントにめっちゃ奇跡なんですが、見終わった直後にnote書いてるだけなのですが、まさかの今日から「正直不動産2」が放送するらしいですw 


正直不動産はNHKなこともあって、教育番組レベルでしっかり説明してくれるのでわかりやすいです。このドラマで知った不動産用語も書いておきます。

◼️不動産用語


・千三ツ

"千回の内、三回しか話がまとまらない" とか "千回に三回しか真実がない"、という意味らしく、後者は不動産屋を揶揄する言い方らしいです。自分の父親が不動産屋だったので、あまり好ましくはないですが…

・サブリース

不動産会社がオーナーから物件を借り上げて入居者に転貸(又貸し)する仕組み。

・おとり物件

もう借り手が決まっているのに広告に出してる物件。

・両手

売り手からも買い手からも、仲介手数料をもらうこと。

・媒介(仲介)契約

この不動産売ってくれ!と売り手が来た時に
不動産屋が仲介する方法は、この3種があるそうです。

・専属専任媒介契約
・専任媒介契約
・一般媒介契約

専属専任/専任 は、一社に任せ、一社が買い手を探す。
ので、利益はその会社に確実に入る。

一方、一般媒介契約は、複数の会社で買い手を探す。
売った会社が利益総取りする競争
売上にならない可能性があるので本気で買い手を探さない
→そのためなかなか買い手が決まらない

・ペアローン

マンションを夫婦などでの共有名義にすること。
例えば、夫と妻のお互いが連帯保証人になるため、離婚時最悪…。大きな額を借りられる代わりに、手数料2倍に。

・あんこ業者

売り手側と買い手側の間に入る仲介業者。
(別部隊の営業マンを雇うようなもの)
→あんこはメリットしか伝えないこともあり、トラブルになることも

・インスペクション

専門の技術者インスペクターが第三者の立場で住宅診断を行うこと

・建築条件付き土地

家を建築するとき、特定の建設業者に依頼することが条件の土地

・賃貸併用住宅

1棟の建物に自宅部分と賃貸部分がある住宅のこと

・不動産ブローカー

集客から案内、契約決済まで自分ひとりでやる。情報は独自のルートで仕入れる。日本とアメリカでは意味が少し異なるらしく、日本では「宅地建物取引業法や宅建士の免許を持たずに不動産仲介を行う業者のことで、仲介手数料の一部を受け取る形で収入を獲得する人」らしいです。(詳しくは調べて!)

・地面師

大手ディベロッパー(土地や街の開発事業者)をも騙す詐欺師

・不動産投資

大きく分けてインカムゲイン(人に貸して家賃収入得る)とキャピタルゲイン(買った時より高値で売却して差益を得る)がある。

・日照権

建物の日当たりを保護する権利

・眺望権

良好な景観を眺める権利

・管理業務

物件の入居希望から家賃集金、クレーム対応、修理手配など
(オーナーと不動産で管理委託契約を結ぶ)




自分のためにメモとして書いたnoteですが
もし読んでくれた方がいたらありがとうございました。

今後も、正直不動産2を見て勉強しましょう!
おつかれさまでした!


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