日本ハンドボールリーグ 男子 ゴールデンウルヴス福岡 v 大崎電気 GAME2マッチレポート

ラグビーワールドカップ日本大会の会場のひとつとなっている
博多の森球技場の隣にあるアクシオン福岡で
日本ハンドボールリーグ ゴールデンウルヴス福岡v大崎電気のGAME2が行われた。
7月に宗像で行われたGAME1では18-50とリーグ最多得点をマークした大崎電気
この試合も代表メンバーの信太、元木、玉川を軸にゲームをコントロールした。
大崎の岩永監督は「相手のOFに合わせないように」と指示を出した。
しかし福岡の小柄な選手は大崎の信太や元木にひょいと片手一本で持ち上げられるほどフィジカルの差を見せつける形となった。
大崎は安平・高間の2年目の選手が躍動した。
福岡はけが人が多くDFの要である三浦が故障で長期離脱
森も戦線復帰に時間がかかるという。
少ない人数の中で福岡は得点源である伊藤・久保がなんとか応戦するも
大崎のGK東に阻まれる。
また大崎のファストブレイクにもDFが対応できなくなってしまった。

最終スコアは15-36。
山中基監督も「試合以前にメンタルの部分で戦うことができなかった」と反省していた。

これまでホームゲーム5試合取材した中で
今回の試合がいちばん覇気が伝わって来なかった。
またこの日の観衆は199人(リーグ機構発表)と200人を割り込んでしまった。
アリーナの空席を見るとどうすれば集客できるのだろうかと感じる。

私はハンドボールの選手経験がないので技術的なことは書けないが、
あえて厳しいことを言わせて頂くと
「思い切ったプレーをお客様に見せてほしい」し、
「もっとがむしゃらに戦ってほしい」のだ。

これはオンザコートに立っている7人だけでなく
ベンチにいる選手たちにも声を大にして言いたい。
トップリーグ1年目だからと言って対戦相手はもちろん手加減はしない。
もちろん勝つこと、勝ち点を取ることは大事。
それ以上に人を惹きつけるものが欲しい。

試合中のタイムアウト時に、山中監督が選手たちへ声をかけていたのは
『相手に通用する部分もある。ひとりでダメなら二人で、三人で攻めてこい!』
まさにこのコトバだと思う。
きれいなプレーもお客様を魅了するが、
ルーズボールに食らいついたり思い切ったプレーはもっともっとお客様を魅了すると思う。
この日も小学生や中学生、高校生ハンドボーラーがトップリーグの試合を楽しみに観戦していた。
見に来た子供達が次の試合に友達を誘おうって思える試合を見せて欲しい。
次のホームゲームは10月14日(月・祝)うきはアリーナで行われる。


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