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話しかけるように書く

ライターいつこ、スランプに陥る。

素直に伝えたいことを書けばいいのに、人の評価が気になったり「綺麗な」文章を書かねばならぬとへんに気負ったりして、納得いく記事が書けない。
書いては消しての繰り返し。いや、もともと遅筆なのだけど、いっそう筆が進まない。
わたしはもしかするとライターに向いていないのでは?と不安になり眠れない夜(そんな夜は今までもわりとあったのだけど)。

そんな時、ある人の何気ないことばにハッとする。「いつこさんの文章は、なんていうか、話しかけてくれてる感じだよね」

そうだ。わたしは、この記事の向こうにいるあなたに話しかけながら書いてきたのだ。話をするのは苦手だけど書くことは好きだから、これまでだって伝えたいことを文章に託して届けてきたではないか。

ベクトルを、自分ではなく伝えたいことに向ける。
あのお店のあのお菓子がおいしくて!と友人に語る時の温度そのままに、いったん書いてみるとしよう。初心にかえって、まずはそこからだ。

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