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ポーセラーツ

ポーセラーツ(2015年)

ポーセラーツを習っているという友人のマーシュさんに誘われて、ポーセラーツ体験をしました。

先生は、以前ドライフラワーのコサージュを作った時にもお世話になった、とても女性らしい華やかな先生。

用意されているシートの中から好きなデザインを選んで、切り取って食器に貼ると、先生がそれを焼き上げてくださり、ポーセラーツ作品が仕上がります。

シートはとても素敵なデザインがたくさん用意されていて、どれにしようかととても悩みました。せっかく作るのだから、やっぱり日常で使えるものを作りたい。作ったけれど使わなかったというのはちょっと...。それにはどのデザインがいいか。と悩み始めると、どうにもこうにも「これ!」決められない。

ひとり全く決められずにシートを繰り続ける私に、先生はスマホでこれまでの作品例をたくさん見せてくれました。

わぁ素晴らしい。こんな風に仕上がるのか、と次々に作品例を見せていただきながら、同時に私の頭の中ではイメージがどんどんくもり出し、あやふやになり、さらにまとまらない状態になっていました。

シートも作品例も、どちらかというと女性らしい華やかなデザインが多く、その間違いなく素敵なデザインを載せた作品が、はたして家にあったときに、どう使おう。これを使うシーンはどんな時だろう。家のどこで使おうか。そう考えをめぐらせて悩むうちに、どんどんと時間が過ぎていきます。

もうだんだんと、何に使うかというのは後で考えよう。どのデザインを選んでおくのが一番無難かを考えよう。という方向に頭が向かい始めていた時、

作品例の中に、切り絵や影絵のように、単色のシルエットのデザインをのせたお皿があることに気がつきました。

「好きな色のシートを自由に切って形を作ることもできますか?」と先生に質問すると「大丈夫ですよ」というお返事。

「よし、これは!」と俄然世界が開けたような気がしました。

子どもたちふたりが使ってくれるようなお皿にしようと、息子と娘、それぞれのシルエットを切り抜いて貼ることにしました。

当時、幼稚園年長さんだった娘は、まだ背が小さかったので身長に対して頭の割合が大きく、おかっぱにしている髪の量も多め。シルエットとしてはちびまる子ちゃんの様な雰囲気を意識しました。

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息子は、サッカーを始めて、それより以前の色白でふっくらとした頬の文化系男子のような印象から、徐々にサッカー少年然としてきた頃だったので、どこか得意気な雰囲気の、サッカーの1シーンを形にすることにしました。

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無地のシートの台紙に、裏から鉛筆でシルエットを描いて、はさみで切り抜き、お皿に乗せます。

下半分には無地の色を入れました。これも、先生が見せてくださった作品例からお借りしたアイデア。

赤と青の色の組み合わせにはまっていた時期だったので、娘は赤、息子は青に。

まっすぐなラインは貼るのがとても難しいそうで、ここは先生が貼ってくださいました。よれを伸ばしながら端まできれいに仕上げてくださり、先生の技術に唸ってしましまいた。とても繊細な作業でした。最後に先生のおすすめでイニシャルを入れさせていただき、完成。

数日後、焼き上がったお皿を受け取り、「えぇっ!」と思わず感嘆の声が漏れました。

絵がお皿にとけ込むように一体になっていて、まるで自分が作ったものではないような完成度。

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今でも、お誕生日やクリスマス、家でケーキを食べるとき、息子と娘はそれぞれのシルエットのお皿を使ってくれています。

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