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かぎ針で作るブランケット

かぎ針で作るブランケット(2006年)

編んでみようと思ったのは、やっぱり”憧れ”があったから。もうそれだけが理由でした。ブランケットでもなんでもいい。とにかくこれぞという大物を編んで、それを普段使いしてみたい。そして長く愛用してみたい。という憧れから挑戦した、モチーフ繋ぎのブランケット。

第一子妊娠中に、生まれてくるベビー用にと考えていたので、生まれてくるまでにはどうにか編みきって完成させる予定が、あともう少しのところで間に合わず…。産後は目を使う作業はしてはいけないと病院で言われていたけれど、ここまできてサイズを小さくするのもと、産後少しだけ、数個のモチーフを編んで繋いで、やっと完成しました。

毛糸は、ベビー向けとして売られていた
柔らかい毛糸を選びました。
少し明るくレトロな雰囲気になるように
色を組み合わせました。

初めての大物。実際編んでみると、ほとんど同じ作業の繰り返しだけれど、途中で飽きたり苦痛に感じることはあまりなく、完成が楽しみでどんどん編んでしまうという感じでした。
編んでいたのは秋から冬の初めにかけて。ベビー用の柔らかい毛糸とはいえ、アクリル毛糸をずっと手元でくるくる回しながら編んでいたら、手先の油分がなくなりカサカサに。指の関節のところが乾燥で切れてしまうこともありました。
(ハンドクリームを塗って編み物をしたら毛糸にハンドクリームがつくし、どうしたら?と、当時はいったい、いつ手を保湿したらいいのかわからないと思いつつ、カサカサしたまま編んでいました。)

編み図は、こちらの本で紹介されていた
着物に合うショールを応用しました。

そして実際使ってみると、子どもの細い指は、簡単にモチーフのすき間に入ってしまうことが分かりました。入ってしまうと自分で指をひき抜くことはもちろんできず、指をすき間に入れたままじたばたするので、もがいてグイと編み目を伸ばされてしまったり、そのおかげでモチーフ同士の繋ぎ目の毛糸が緩んできそうになったり…。

という感じで、実は結局のところ、子どもが小さいときは、残念なことにあまり出番のなかったこのブランケット。

ここ数ヶ月、ベランダにソファーを出して朝活をしたり日向ぼっこをしたりする習慣ができたので、最近になってよく使うようになりました。

やっぱりいい感じ。

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