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アタリに引っ張られない為の試行錯誤

先日「このアタリは何が簡略化されたものなのか?」を考えるのが大切…というような記事を書いたのですが、今回も続きのような、手の平返しのようなお話です。

お顔などを描く際に、私も含め多くの人がアタリをとると思います。十字線とか。

私はこの十字線の横線に、パーツがめちゃくちゃ引っ張られる癖があります。だからこそ、この線はどの部分のアタリかをしっかり考える事が大事だな…!というのが前回のお話でした。

しかしズレる。

眉に設定しようが、目の底面に設定しようが、どう足掻いてもズレてしまう。

並行ラインが意識できただけで、立体感を掴めていないのかな…とか。横線を意識しすぎて目自体の形が取れないのかな…とか。色々振り返ったりもしましたが、ふと「苦手ならもう描かなくて良いのでは?」と思い立ちました。

モデルさんに似せて描きたい…!という気持ちはもちろんあるのですが、それは一旦別の課題と切り分けて、顔の中の目の位置みたいな基礎的なことは、感覚で描いてしまった方が良いのではないか?という仮説です。(ある意味この方が印象を描けるのでは?とも思ったり)

とりあえず試してみようという事で、めちゃくちゃ極端ですが素体の外に印象で目を描いてしまって、後から乗せる…という作戦。

もちろんアナログでこんな事はできないので、根本的な解決にはなっていませんが、試行錯誤の一つというか、応急処置的な方法としては有効な気がしました。

眼窩のアタリをとる→目の位置のアタリをうっすらとる(楕円とか三角とか何でも)→一度引いて、お顔全体のバランス確認→違和感がなくなった時点で細部を描き込む

この手順をベースに、微調整を繰り返しながら自分なりの描き順を見つけていきたいと思います。


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