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【&donutsコラム】働き方や休暇の過ごし方をもっと自由に。&donuts流ワーケーション実施への取り組み

共働き家庭が直面する「夏休み問題」は切実です。夏休み中でも、子どもが安全に楽しく過ごせる環境を用意してあげられたら、自身も夏季休暇を取得してリフレッシュしながら、必要に応じて仕事もできたら…。年に一度の夏休みを有意義なものとし、安心して働ける環境が理想だと考えています。

&donutsプロジェクトではその理想に近づけるよう、夏休み中に働く場所を選択できる取り組みを実施しています。ひとつ目は、在宅ワークとオフィス勤務を選択できるようにしたこと。もうひとつは、国内4拠点であればどこで勤務してもOKにしたこと。今回は、後者のケースを取り上げます。

働き方の多様性が働きやすさに直結する施策を

&donutsプロジェクトは2017年1月に開設して以来、オフィスで勤務するスタイルをとってきました。立ち上げ期における熱量の伝導や価値観の共鳴、そして、スピード感を重視していたからです。

一方で、業務を円滑に進めるには拠点間のコミュニケーションが不可欠です。もともとイノベーター・ジャパンではリモートワークや拠点間コミュニケーションの実績がありましたので、遠隔会議システムやチャット、タスク管理などのツールやノウハウを&donutsでも活用してきました。今も「ITの活用」をもって対面せずとも距離感を縮めるための工夫を重ねています。

そんな中、注目したのが2017年7月に日本航空が導入したことで話題になった「ワーケーション」。仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語で、リゾート地や帰省地などにいながらも、必要な日には仕事をすることを可能とする仕組みや環境を企業が用意。休暇中に勤務日を設けることができることにより、従業員の休暇取得推進を目的とした働き方です。

&donutsメンバーは、自身の夏期休暇を旅行や帰省に使うケースが多く、働き方の多様性を広げるには相性が良いと考えました。しかし、端末セキュリティや安定したネットワーク環境の確保などのハードルもありました。

そこで、ワーケーションとは言い切れないけれど、国内拠点がある場所(東京都渋谷区・福岡県福岡市・千葉県柏市・神奈川県藤沢市)に旅行や帰省をする際に「隙間時間で仕事をしたい」というリクエストがあれば可能とする試みを始めました。

在宅ワークのようなテレワークは、オフィス以外で「仕事をする」ことが目的ですが、ワーケーションは休暇と勤務を組み合わせることで、勤務をしながらも「休暇をしっかりとる」ことを目的としている点がポイントです。ですから、「長期休暇をとって申し訳ないから旅行先でも仕事をしておこう」とならないことが大事だと思っています。

そこで導入前、働く選択肢を増やしたのは休み中でも働くことが意図ではないことを強調しました。もともと働く時間については個々が設定する仕組みになっていますので、働く場所の選択肢が増えたことがメンバーの働きやすさの実感にどう影響するのかは楽しみです。

また、日常は生活圏内のオフィスに通っていることもあり、生活圏を離れた非日常空間で過ごすことでリフレッシュしたり、新しい視点が加わる効果も期待しています。

画一的な働き方ではなく、時間や場所の自由度があり、一人ひとりのライフステージや価値観に合わせて働き方をデザインしやすい環境を作っていく。当プロジェクトのような小さい組織だからこそスピード感やユニーク性を大事にし、海外や大企業の先進的な取り組みを参考に、今後も新たな挑戦をしていきたいと思っています。

事前に「柏の葉に友人がいるから、夏休みに柏の葉で勤務をしたい(湘南メンバー)」「福岡に親戚がいるから、福岡オフィスでの勤務を考えている(柏の葉メンバー)」といった声もありました。この施策がどういう結果になったかは後日レポートしたいと思っています。


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