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『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ベルばらは永遠に』初日観覧 1

『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ベルばらは笑家園に』初日朝一で観覧しました。

今回は原画中心の展示で、アニメ、宝塚、グッズの展示が少なく、原作の世界に集中できる内容です。

エントランス


エントランスで、スタッフの「楽しい思い出をたくさん作って下さい」というお出迎え。

公式HPに、ベルサイユ宮殿を模したエントランスでおスカル様やアントワネット様がお迎えしてとありましたが、実際は写真撮影コーナーのため、中央から左右に並ぶキャラクターの左側前に撮影を待つ列があり、よく見えません。

左手上方
オスカル様
アントワネット様とルイ16世陛下
ジェローデル

左からオスカル、アントワネット、ルイ16世、ジェローデル。

中央撮影スポット

中央撮影スポットにフェルゼン、アントワネットとオスカル、アンドレが並び、上方バルコニーには黒い騎士ベルナール・シャトレ。

右手上方
ロザリー
アラン
マロン=グラッセ・モンブラン

右手にロザリー、アラン、ばあやマロン=グラッセ・モンブラン。

晴天だったので、全て逆光です。

この並び、左手は貴族、右手は平民ということでしょうか。

また、中央撮影スポットで、アンドレとフェルゼンが外方を向いているのが気になります。

オスカルとアントワネットにしか興味がないという意思表示?

ただ、撮影スタッフが素晴らしく「はーい、いいですかー? では、アン・ドゥ・トロワ! トレビア〜〜ン!」

自分のスマホでも撮影していただけますが、そちらの女性スタッフも「トレビア〜〜ン!」

エントランス右側壁面には10分ほどにまとめたストーリーのムービーが流れています。

これも立ち止まるポイントなので、入場口は混雑していました。

平民の皆さん


さて、平民の皆さんの前を通って、いざ展示スペースへ。



360度の見晴らしが素敵な森アートセンター。

壁面の真白な年表が眩しくて見えません。

晴天!

対して展示スペースは作品保護のために照明を落としているので、明暗の差で一瞬よく見えない。

しかし、年表に懐かしい扉絵やマーガレットの表紙があるのはファンには嬉しいです。


展示は連載時の原画が中心で、『ベルサイユのばら』のストーリーを辿りながらゆっくり鑑賞しました。

オスカルの”生涯ただ一度のドレス”。
オダリスク風ドレスも展示されています。

「たくさんの思い出を作る」というより「たくさんの思い出が甦る」展示。



今ほど情報が無い時代に、初めて日本の少女たちに18世紀のフランスを見せた作品。

マリー=アントワネットの絵姿が見たくて、フランス革命のことが知りたくて、図書館で本を探したことなど思い出します。

デジタルが無い時代の原画は、1枚1枚に人の手で作られた迫力があり、胸に迫るものがありました。

『ベルサイユのばら』に出会わなかったら、今と違う人生だったと思います。



宝塚コーナーは、公演ポスターと衣裳、舞台のイラスト展示です。
シュテファンも1体ありました。

アンドレの毒入りワインの場
オスカル様とアントワネット様
伝統のタイトル
オスカル様の部屋


それぞれの時代やスターを懐かしく思い出すと共に、もはや宝塚の伝統芸能のようになった『ベルサイユのばら』の型の重みも感じます。

ただ、近年、宝塚の公演は宮廷の場面がなく、革命に焦点を当てた舞台になっていますが、原作は革命に至るまでの歴史の激流と抗いながら強く生きようとするマリー=アントワネット、自由と平等の精神に目覚め革命の本流に身を投じるオスカルの生き様が描かれているので、宮廷と貴族、市民の対比は描いてほしいと思います。


今回、グッズは少なく、ジェニーと連載時の文房具など。

そして40年ほど時空が飛び、雑誌SPUR、ゼクシィとのコラボ、どん兵衛、BITTEのタンブラーなどでした。

1979年のアニメのコーナーでは、作品製作への監督のコメントがあります。

個人的にはアニメ版の人物造形に違和感を持っているのですが、監督のコメントで何故なのか謎が解けました。



2017年の懸賞旗があり、続いて劇場版アニメの背景とキャラクター設定へと続きます。

昭和に誕生して平成、そして令和の『ベルサイユのばら』が、どのように描かれるのか楽しみです。



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