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音楽の価値が変わったのか!?

アンドレ元部長です。

最近の音楽業界がどんなコンディションであるのか?このマガジンに‘’たじまる”社長が2回に分けてまとめているので、音楽業界を目指す人達はぜひご一読を。↓↓↓

インターネット・スマホで数千万曲を手に入れた!?

大学を卒業してレコード会社に入り、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代と過ごしてきた中で、一番大きな革命はインターネットの進化に間違いないです。音楽はレコード・CDを購入して所有し、それを聴いたり楽しんだりする概念が、途中iTunes SToreで購入しデジタルで所有するノンパッケージビジネスも出現しましたが、定額制音楽サービスというストリーミングサービスは、所有しない画期的なアクセスモデルとして大きくかわりました。毎月定額を支払って有料会員になると、数千万曲の世界中のカタログにアクセスすることができます。自分が学生時代の音楽リスニング環境と比較すると、信じられないぐらいの進化です。
当時、音楽情報を収集するのは大変で、ラジオ・雑誌・テレビからの情報と口コミでした。現在のストリーミングサービスは、AIによるレコメンド、SNSからの情報、世界中の情報がスマホで検索など、膨大なカタログから手に入れたり調べたりできます。大きな違いはインターネットの普及です。

音楽の重みが変わった!?

アンドレ元部長、仕事をしながら感じるのは、音楽の重みの違いです。当時は、簡単に探せない、探してもレコード・CDを買うか、レンタルレコード店で借りてダビングして返却するか、もしくはお金持ちの家の友達に媚びって貸してもらうか、聴きたい音楽を聴くのにもそれなりの苦労がありました。

音楽試聴時間 VS ゲームアプリプレイ時間

今は、スマホを操作すればほとんどの楽曲を聴くことができます。簡単です。手軽です。考えたことはありませんが有り難みは減っているのではないでしょうか。しかもエンタメ全般に様々なものがスマホを介して提供されます。YouTubeにTikTokにNetflix等の動画、ゲームアプリ、当然可処分時間も減ります。

インターネットとスマホの普及で、映像は映画、音楽はレコード・CDという枠組みからエンタメの世界が大きく広がっています。そんなこともはや考えずにスマホを毎日触っていますけど(^_^;

レコード会社の入社試験でポイント高いのは?

話を少し戻して、音楽業界に就職を考えている若者達に何が伝えたいかというと、エンタメ全般にジャンルが広がって、可処分時間が減り、コンサートやライブには出かけていきますが、肝心な音楽を聴く楽しみは他のジャンルに奪われているような気がします。これは価値が下がったのではなく、重みが無くなっただけで、ストリーミングサービスという新しい音楽の試聴スタイルやマーケットを活用すれば音楽を聴くというスタイルは急増するはずです。そうなんです、この部分にまだまだやり残している業務や戦略があり、これからの時代、この部分に必用な人材が急増すると考えています。というか、今すぐ欲しいです。すでにデータ分析や、インフルエンサーマーケティングなど、既存のベテランスタッフだけでは太刀打ちできない新たなスキルを求められる業務が急増しています。就職を考えるときに、どんなポジションや職種があるのか知っているほうが面接等でも有利ですよね。

次回は、具体的にこの辺りのレコード会社入社試験や面接で参考になる話をしてみます。ではまた!!


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