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行き先が見えないとき

行き先が見えない。
どこに向かえばいいのか分からない。
どうして今ここにいるのかわからない。

そう感じることはありませんか。

私はときどき、どうしようもなく迷子になったように感じることがあります。

いろいろ考えて一生懸命生きているつもりなのに、
どこにも行けていない感じがする。

どこかに向かって歩いてきたはずなのに、
そのどこかが、どこか分からなくなっている。

そもそも、今いる場所が間違っているような気がする。

焦燥感に飲み込まれそうになります。

そんなときは、散歩にでかけます。

何にも考えず、ただ、スニーカーを通して足裏に伝わってくる道の輪郭を味わうことに集中します。

鼻腔を刺激する空気の匂いに感覚を研ぎ澄ませます。

ふと視線を上げると、
こんな光景が目に飛び込んできます。


ある日の夕陽


そもそも、行き先に正解も不正解もありません。
強いて言えば、今いる場所が正解なのです。

行き先を見失ったように感じるときは、
太陽を目印にして歩いてみる。

それだけで、きっと、また歩き出せます。


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