いつかこんなふうに思う日が来るなんて
思ってなかった ただの友達ならよかったのにね  

きっとこんなに寂しいとか離れたくないとか
声を聞くだけで会いたくて胸が締め付けられることも
なかったよね  

ドアを閉めたら電気点けたら
1秒でも長く抱き締めていてよね
靴を脱ぐ間も惜しんで
時間の許す限り
今はまだ求め合っていたい いいよね  

旅立つ日まであと何日あって
何回会えるかな 数えるほどに深みにはまるよ  

望んだ道に進んでいくのにどうしてすべてを手に
できない 大切に思う気持ちは どうして勝らない
誰のいたずら  

どれほど長いキスを交わしても
何度体を重ねても足りない足りない
この先に流れる月日に
思いを馳せても
並ぶふたりが見えないなら いま愛して  

待っててねなんて縛りつけることはできない
待ってるよなんて無責任な約束はできない  

明日の朝私がドアを
開ける瞬間まで一生分の愛があるなら注いで
でもね きっとあなたの顔を見たら
また涙が止まらなくなるから
あなた困った顔するから 先に起きて 出るよ  

📸　Koh Samui, 2017