見出し画像

傷心

イヤフォンをして バラードをかけながら

歩けば 街は私を見つけられない

涙が不意に溢れるのを抑えるために

見開く目を風に当てるように上を向く


ねぇ空は繋がっているって言ったあの日の

あなたのこと 信じることがなぜこんなに

辛いの


誰もがもし同じような痛み抱えながら生きてるのなら

分け合いながら歩いていければいいのに

あなたとならそうできると思った だけど皮肉 だよね あなたに

出会わなければこんな孤独知らなかった


サングラスを外して 道行く人を眺めれば

誰もが表情隠しどこかへ向かってる 足早に

カフェで出会った遠い国の女性は明るく

微笑むから眩しくてまた切なくなったよ


ねぇどうして毎夜のように夢に出てくるの

寝ても覚めても頬が濡れてる日々に

さよならしたい


誰もがもし同じような孤独を感じながら生きてるのなら

私は一人きりだなんて思うこともないよね

今はただ痩せた自分の肩を両腕まわし抱きしめて

存在を確かめることしかできない


誰もがもし同じような痛み抱えながら生きてるのなら

分け合いながら歩いていければいいのに

あなたとならそうできると思った だけど皮肉 だよね あなたに

出会わなければこんな孤独知らなかった


誰もがもし同じような孤独を感じながら生きてるのなら

私は一人きりだなんて思うこともないよね

今はただ痩せた自分の肩を両腕まわし抱きしめて

存在を確かめることしかできない




📸 New York, 2019

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?