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職場で感謝を伝え合うと起こること

出雲地域ではありがとうのことを「だんだん」と言います。
もともとは江戸時代に使われていた「だんだんありがとう」という言葉で「いろいろとありがとう」という意味だったようです。
そこから「ありがとう」が省略されて、「だんだん」に変化したとのこと。

にしても、可愛くないですか?
だんだんって響き…

だんだんカードの取り組み

だんだんボックス

界 玉造の事務所にはこんなかわいいボックスが設置されています。
数年前に取り組み始めたので、ボックスに年季が入っているのはご愛嬌。

島根のアイドル、しまねっこ(全国ゆるキャラグランプリではなんと殿堂入り!)が「だんだん」と「そげかや」とつぶやいています。
※そげかやはまた別の機会に解説します

この箱には定期的に善意のメッセージが寄せられます。

だんだんカードはしまねっこの後ろ姿

職場内で感謝の気持ちを伝えよう、とだんだんカードという取り組みです。

ありがたいな!
とか、
助かった!
なんて時に、直接言えなかったりした場合は、このカードを使って投函するのです。
定期的に係りのスタッフがこちらの箱をチェックして、ご本人にお届けしています。

感謝を伝えることの本当の意味

出社した時に、
「〇〇さん、ありがとう。この前の重い荷物を代わりに運んでくれて、本当に助かりました!」
なんてカードが入っていたら、どうでしょうか?
何気なく自分がした行動だったけど、後で思い出してもらえることだったんだ。
って嬉しくなっちゃいますよね。

一見、この取り組みは感謝を伝えられた側にメリットがあるように感じます。
しかし、本当の狙いは別のところにあるのです。

それは、
ありがとうを伝えることは、自分が恵まれていることに気づく訓練になる
ということです。

いざ、誰かに感謝を伝えようと仕事のさまざまな場面を思い浮かべてみましょう。
すると、自分は感謝すべき同僚やお客様に恵まれていることに気づきませんか?

感謝をすることで、自分が恵まれている環境であることに気づく。
少なくとも仕事に対して前向きになりそうです。
そう考えて、このだんだんカードの取り組みを始めたんです。

過去に別アカウントの記事でも詳しく書かせていただきましたが、ありがとうの語源をたどると、
人間が生まれてきたこと自体が、「有り難い」ことである】
から来ているそうです。

いま携わっているお仕事、同僚、お客様…
この広い世界で出会えた【有り難さ】に日々感謝して、お仕事に取り組んでいけたらいいですね!


おもてなし産業をかっこよく。
あんでぃでした。


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